The West Wing:とりびあ〜んコーナー
1-02:Post Hoc, Ergo Propter Hoc(このあとに、ゆえに、このために)
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★My Impression(管理人VicePresidentの感想)
★A Little Learning Is a Dangerous Thing(生兵法は怪我の元)
ロイド・ラッセルの政治スタッフの一人はワーグナーをイタリア人だと思っていた(本当はドイツ人)。
★A View from the Hill(客観的な見方)
ロイド・ラッセルの政治スタッフの一人は中間選挙が終わるまで法案を暖めておく事について話していたが、これは大統領に拒否権を発動させ誰も見ていないところで法案を握りつぶせる事が出来るのと同じ事だ。法案は上院か下院で審理される前にまず委員会で討論される。殆どの法的手続きはここで行われる。
しかしながらその過程からはいかにもお役所的な仕事振りが目に付くこともある。ラッセルにとって、おそらく基調演説の場である、議会を指名してスポットを浴びるチャンスをもらった事には価値がある。
★American History X(アメリカン・ヒストリーX)
副大統領が行政権に関する憲法第2条に言及する(このケースでは、首席補佐官が彼にどんな命令でも下せる、という事を指していると思われる)。
★Behind the Camera(カメラの後ろで)
ニューヨークの脚本家ピーター・パーネルはアーロン・ソーキンの脚本の先生だった。Rise & Rise of Daniel Rocket('86)、Hyde in Hollywood('91)などの作品がある。プロデューサーのクリスティン・ハームズとマイケル・ヒスリッチの二人は共に「サード・ウォッチ」で働いていた事がある
(ヒスリッチは「ER」もプロデュースしている)。ルウェリン・ウェルズはプロダクション・マネージャーで、グリフターズ 詐欺師たち('90)、Confessions of a Sorority Girl('94)、Girls in Prison('94)、Reform School Girl('94)、Runaway Daughters('94)などのTVドラマや映画を手がけている。
このエピソードはWG・スナフィ・ウォルデンのテーマ音楽を流した初めてのエピソードである。彼の音楽はthirtysomething('87)、My So-Called Life('94)、Early Edition('96)、フェリシティ('98)、ロズウェル('99)などでも聴くことができる。彼は、チャカ・カーン、ローラ・ブラニガン、ドナ・サマー、Animals'初期のシンガー兼ソングライターでもあったエリック・バードンのような多彩な才能を持っていたギタリスト兼ミュージカル監督である。
★Cast and Crew Comments(出演者らのコメント)
「私のキャラクターは殆どビル・クリントンから来ているんだよ」とマーティン・シーンはラジオ・タイムズに語った。「彼は頼もしいし、抜け目がない、それに妙に弱いところがある・・・だからこそとても人間らしいんだがね。」
「脚本家として、手をつけてもいないのに質問に答えるのはあまり好きじゃないんだ」とアーロンは言う。「2番目のエピソードでは、バートレット大統領が下院議員を3期、州知事を2期、そしてノーベル賞受賞者だということがわかる。こんなのは書き留めるほどのものでもないけどね。エピソードを見ていくと自然とわかるものだからね。」
★Cigarettes and Alcohol(煙草とお酒)
モリス・トリバーは大統領にスコッチを控えるように言う。デイジーとマンディーが、紙コップに注いだワインを飲みながら(職無しになったので)これから先どうしようか考えている。サムがローリーと出会ったバーはジョージタウン近くの"The Four Seasons"という。このバーがあるホテルはアーロン・ソーキンが何ヶ月か生活し、映画「アメリカン・プレジデント」('95)の脚本を書いていたホテルだ。
★Denial, Thy Name Is Bartlet(拒みし者よ、汝の名はバートレットなり)
大統領は各国の首相や大統領と気分良く座る事ができ、ローマ法王とでさえも対等な関係でくつろげる、完成された人間だ。「でも軍部関係者を前にすると父親のディナーのテーブルに戻ってきたような気分になるのは何故だろう?」
★Did You Know?(ご存知?)
パイロット版の左派寄りの内容に困惑した経営者たちのために、アーロンはお堅い重役たちとこの回の撮影初日の様子を伺えなかった人たちにNBC本部でこっぴどく尋問を受ける事になってしまった。しかしながら彼は、キャストらがランチから戻って来た時に彼らにセレナーデを歌う3人のマリアーチ(メキシコの移動楽団、その民俗音楽)を雇う事で、自分の魂をそこにあらしめた。「それ、アーロンがしたの?」アリソン・ジャニーを引っ掴んで即興のダンスを
踊るブラッドリー・ウィットフォードに尋ねた。((←この一文は自分でも意味不明です。原文は"'Did Aaron Do This?' asked Bradly Whitford grabbing Allison Janney for an impromptu dance"です))
★Logic, Let Me Introduce You to This Window(論理の世界へあなたを・・・)
副大統領は1-08"Enemies"で、選挙で南部の票を獲得した、と主張している。しかし彼はテキサスの人間で、このエピソードでは民主党がテキサスでボロ負けしたという事をはっきりさせている。おそらく共和党の対抗馬もテキサスから来ていたのだろう、と推測される。彼らはホインズの州を失ったが残りの南部の州を取った事は彼のGood-ol'-boy(!??)のお墨付きだ。
しかしながら全体として、南部に民主党が台頭するなどということはルーズベルト以来聞いた事がない。
マンディーによれば、彼女はバートレット政権のもとで2年半働いたことがある。
ドナがジョシュの助手(ギャグ?)になった期間が1-01"Pilot"で明らかにされ、1-19"Let Bartlet Be Bartlet"の時点では無かったタイムスケールは2-02"In the Shadow of Two Gunmen Part2"で設けられている。
トビー、サム、ジョシュは大統領がやって来る前に軍の職員と何をしていたのだろうか?一般的に、彼らは国外の事件とは
何の関係もない人間ばかりだ。
ユーロはペニーではなく円によって分けられる。
★Oh, Donna!(愛しのドナ!)
ジョシュはにやけながらドナに「世界で最高にうまいマフィン」を持って来るよう言うと、「今日も嫌な一日になりそう」とドナ。後に彼女はローリーの事で言い合っているジョシュとサムの所にひょっこり現れ何を話してたのか興味本位に尋ねる。
★Politics of Compromise(政治の妥協点)
レオは、貿易黒字から、日本人はアメリカの車をもっと買うべきだと思うようになる。「アメリカ人もアメリカの車を買うべきだ」とバートレット。
★Quote/Unquote(本編の引用)
ライダーカップチームの件でCJが・・・
CJ:スポーツの世界で、ホワイトハウスは”フリッピー”という名の12人の男たちに嫌われました。
マンディー:私は教養があって優秀よ。それにこんなに若くて可愛いし。
サムにトビーが・・・
トビー:ついうっかり売春婦と寝たのか?分からんな。薬でも打って飛んでたのか?
レオ:個人的な問題以外に
マンディーを雇わない理由が何かあるのか?
ジョシュ:昔付き合ってたんですよ。
★References(ご参照あれ)
ジアコモ・プッチーニ(1858-1924)作曲の「Nessun Dorma」(誰も寝てはならぬ)、ドイツ人作曲者のリチャード・ワーグナー(1813-83)、ライダーカップ(アメリカとヨーロッパの間で年2回行われるゴルフ競技)、Live! With Regis and Kathie Lee(Kathie Lee Gifford は後に去り、今では「Live! With Regis and Kelly」となっている)というイギリスの朝の対談番組、ウォールストリートジャーナルとUSAトゥディ、スーパーヒーローの類("私は自分の秘密の正体を明かさなかった")、
朝のシリアル(穀物)はチェリオ(Cheerio)、中部インディアナ州、ネブラスカ大学、パーデュー大学、ノートルダム大学、イェシバ大学、ロッキー・マウンテン・カレッジ。
他には・・・ダラス・カウボーイズ、パサデナ・ローズ・ボール、G-8(1986年以前はG-5(日本、アメリカ、ドイツ、フランス、イギリスの先進5カ国)、それから1986年にカナダとイタリアを加えてG-7になり、さらに1997年にはロシア連邦を加えたG-8になる。これは国際通貨基金(IMF)の暫定委員会や総会の際に併せて開かれる、これら8ヶ国の蔵相・中央銀行総裁による国際会議のことを指すこともある。この会議では、
国際的な経済・金融の政策について話し合われる)、そしてNBCのHardballという番組の司会を担っているクリス・マシューズ。CJはイェール大学の4人組の一団が歌うプレスリーの曲"Whiffenpoofs"について皮肉めいて言及する。エドワード・ケネディ上院議員の写真はトビーのオフィスのちょうど反対側の壁に掛かっている。
★Sex and Drugs and Rock'n'Roll(セックスと麻薬とロックンロール)
ジョシュはサムが彼とローリーの関係に悩んでいるかどうか、禁じられた恋、というものを知らないのか尋ねる。サムは彼女の友達になると決めた。「私に今ここで脱げって言うの?」と彼女は言う。彼女は子供のころに虐待されたわけでもないし、今やってる仕事が好きなのだと言う。
★The Conspiracy Starts at Closing Time(陰謀はこれからだ・・・)
モリス・トリバーと医師数名を乗せてヨルダンにあるアンマンの大学病院へ空軍の輸送機で向かう途中、タルトゥースの北150マイル(240km)の位置で空中爆発した。最初に考えられた原因は機械の故障であると見られていたが原理主義組織が犯行を認めた、という。肩に乗せて撃つ地対空ミサイルランチャーの熱波を点のような衛星が捉えたのだ。だが厳密な調査によればその命令はシリアが出していた。
★The Encyclopedeic Mind of Josiah Bartlet PhD(バートレット博士の博識ぶり)
「あなたのような人はそうはいません」とモリス・トリバーは言う。このエピソードのタイトルはラテン語の言い回しで、「このあとに、ゆえに、このために」と訳される。これはバートレットがスタッフに言った言葉で「ある出来事の次に別の出来事が起こる。それゆえに”ある出来事”は”次の出来事”によって引き起こされる。だがこれは殆どの場合で真実ではない」
★'You May Remember Me from Such Films and TV Series As...'(端役出演者たちの出演情報)- ティム・マシソン(ジョン・ホインズ副大統領役):サン・フェルナンド・バレーで育ち、子役時代はジョニー・クエストという漫画のヒーローであるハンナ・バーバラの声を吹き替えていた。TVデビューはWindow on Main Street('61)で、Leave It to Beaver('57)やMy Three Sons('60)でゲスト出演するようになる。そのすぐあとの1967年に初めての映画出演が舞い込む、タイトルはDivorce American Style('67)だ。・・・・・・・(以下ティム・マシソンのみならず他のキャストの出演情報も大変なのでもうカットします(疲
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