The West Wing:とりびあ〜んコーナー
1-01:Pilot(大統領と側近たち)


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★My Impression(管理人VicePresidentの感想)
    
★A Little Learning Is a Dangerous Thing(生兵法は怪我の元)
    銃規制法案についてラリーが言う。毎日17,000人ものアメリカ人が銃で身を守っていて、その中には夜中の侵入者に対して銃を向けたシカゴの76歳の老女も含まれる。だけどAK-47の改造銃で身を守ったわけじゃないだろう、とサム。・・・・・・トルコ人反逆者に遭遇しない限りは、だ。

★A New England(ニューイングランド)
    バートレット、レオ、ジョシュらは自分たちを、メイン(Maine)州、ニューハンプシャー(New Hampshire)州、ヴァーモント(Vermont)州、ロードアイランド(Rhode Island)州、マサチューセッツ(Massachusetts)州、そしてコネチカット(Connecticut)州、から構成されているアメリカ北東部の地域の人間、ニューイングランダー(New Englander)だと思っている。

★A View from the Hill(客観的な見方)
    議会は上院と下院から構成されている。上院は100人から成り、彼らは各々の州(50州)から二人ずつ、3分の1の退職者を年2回出し6年の任期を務める(州ごとに憲法や州議会が異なって存在し、行政当局は直接選挙で当選した州知事により開かれる)。下院議員は435人おり、有権者の投票で2年の任期を務めることになっている(加えて、投票権の無いメンバーはコロンビア特別区(=米国の首都ワシントン市の事で他の州と独立した議会直轄地)、グアム、プエルトリコ、バージンアイランド、アメリカのサモア島により選ばれる)。

★Alternate Sexuality(言及し難い性)
    マンディーの現在のクライアントであり恋人でもある上院議員ロイド・ラッセルの事を指したジョシュのコメント(「あいつ、ゲイだと思ってた。〜中略〜女々しいところあるし。」)を耳にしその事について記者会見で尋ねた。ソーキン氏は、「ホモ恐怖症とも取られるような言い回しをした事を謝ります。妻にも注意されました(彼女はそういう風(ホモ恐怖症)に受け取ったのかもしれない)。妻の言う事は聞かないでいるが、だからこそトラブルになるんだな。」とリポーターに言った。

★American History X(アメリカン・ヒストリーX)
    サムが子供たちに、ホワイトハウスの建設時期について「何年か前」と、材質には「大半がセメント」と説明した(実際には1792年から1800年の間に建てられ、壁は砂岩で出来ている)。彼らが今いる部屋(ルーズベルトルーム)については、「18代大統領フランクリン・デラノ・ルーズベルトにちなんでつけられた。」と言い、 椅子については「アメリカとスペインが戦争した時に海賊船から入手した木材から作られた。」と説明した。その部屋は実際には26代大統領セオドア(テディ)・ルーズベルトにちなんで名づけられたのだが、不幸にもサムは18代大統領ユリシーズ・S・グラントと26代大統領セオドア・ルーズベルトと32代大統領のフランクリン・デラノ・ルーズベルトとを混同したようだ。
    大統領執務室(オーバル・オフィス)には初代大統領ジョージ・ワシントンの肖像画が飾られている。
    冒頭部分でサムがウォールストリートジャーナルの記者ビリーから「何で俺の肩の向こうを見てるんだよ?」と尋ねられこう答えた「君の後ろにすごいネタが転がってる」(Because Alger Hiss just walked in with my secret pumpkiin=アルジャー・ヒスが僕のsecret pumpkinを持って来たからさ)。このアルジャー・ヒス(1904-96)とは、ヤルタ(ウクライナの黒海岸の海港)でアドバイザを務め国連設立時にも一時的に事務総長を務め更に後の1950年にHUAC(=the House Committee on Un-american Activities...下院非アメリカ人活動調査委員会)の調査(2-16"Somebody's Going to Emergency, Sombody's Going to Jail"参照)により偽証罪に問われたフェリクス・フランクフルトと ウェンデル・ホルムズの被後見人だった。"secret pumpkin"とは、彼にとって不利な証拠をまとめた「マイクロフィルム」が上手に隠し持っていた事(2-19"Bad Moon Rising"参照)を意味する。トビーに言わせれば「権利章典」(イギリスは1689年、アメリカは1791年)だということだそうだが・・・。

★Behind the Camera(カメラの後ろで)
    アーロン・ソーキンはスカルスデール(Scarsdale)、ニューヨークで育った。シラキューズ大学(Syracuse University)卒業後、俳優としてのキャリアを築こうとしていたが彼の才能は脚本を書くことに傾き、名のあるOuter Critics Circle(客観的な批評家のサークル)賞を3度目の芝居、「ア・フュー・グッド・メン」('89)で受賞した。この脚本の発案は、海軍の弁護士として従事している姉のデボラとの会話からきている。この脚本を元にしたロブ・ライナーの映画は1992年に公開されている。後にソーキンは「Malice」('93)と「アメリカン・プレシデント」('95) (マイケル・ダグラス、アネット・ベニングを主演に据え、ソーキンがこの「The West Wing」という作品を切り開くきっかけになるたくさんのアイディアを試みた作品) クレジットされていない脚本作品としては他に「シンドラーのリスト」('93)、「ブルワース」('97)、「ザ・ロック」('97)、「エネミー・オブ・アメリカ」('98)などがある。そして彼はTVドラマの「Sports Night」('98)の脚本を書いた。2001年の6月には、マリファナ、コカイン、幻覚を催すキノコを所持していたためにバーバンク空港で逮捕され、その後麻薬更正プログラムを受けるよう言い渡された。
    ジョン・ウェルズはTVドラマ「ER」や「China Beach」、「サード・ウォッチ」のプロデューサーである。1999年にはWriters' Guild of America(West 全米脚本家協会)の会長に就任した。監督として素晴らしい手腕を振るっているトーマス・シュラムの監督作品にもジョン・ウェルズの脚本担当作品 が多数見られる。例えば、「アリー・マクビール」、「ザ・プラクティス」、「スピンシティ」、「フレンズ」、「Mad About You」、「The Wonder Years」、「The Larry Sanders Show」などがそうだ。

★Capital Beat(キャピタル・ビート)
    「The West Wing」の流れ全体が今一番興味のあるTV番組というのは大体が、CNNが放送している「The Capital Gang」や毎週土曜の午後にやる政治番組を基にしている。

★Cast and Crew Comments(出演者らのコメント)
    「一方的に宗教右派全体を色付けするのは私の意図じゃないよ。」と、ソーキンはニューヨークポストに語った。「一方で、あなた方もご存知のように私にも激しく思い入れのある瞬間やシーンがあるのも確かだよ。」、とソーキン。なぜマンディーに"Bitch-Slapping"などという言葉を使わせたのか、に関してソーキンはセント・ピーターズ・タイムズにこう知らせた。「女にそういう事を言うような男キャラクターを持つつもりは絶対にない。だが彼女はそこがチャーミングなんだよ!」

★Cigarettes and Alcohol(煙草とお酒)
    冒頭のバーではAbsolut Martinisを2杯とDewar'sのオン・ザ・ロックをオーダーしている人がいた。ローリーが飲んでいたのは白ワインだ。

★Critique(論評)
    「おはようございます、Mr.マクギャリー。」と守衛が挨拶するとレオが「気をつけるよ。」と言いながら廊下、オフィス、またオフィス、廊下、オフィス、5つの廊下、オフィス、 廊下、オフィス、廊下、2つのオフィス、廊下、そして2つ以上のオフィスを通り、自分のデスクに向かうまで3分と26秒かけて歩きついた、とフィラデルフィア・インクアイアラー(Philadelphia Inquirer)が書き記した。「彼は離れた場所での12の会話をし、133人とすれ違った。これはシーズン全体のどの回よりもエキストラが密集していた場面だ。」
    ラジオタイムズはこう付け加える「それぞれ異なる場所にいる、政治的に高い立場にある人たちのポケベルに”POTUSが自転車事故”という暗号めいたメッセージが入るところから物語は始まり、動きが止まる様子が無い!」。 「「The West Wing」は怒涛のような展開を見せ、時には面白おかしく権力の間を闊歩する。これはウィットと知性に富んだ脚本を有する本物の”成長”ドラマだ。一般に知られている俳優たちの、ベストキャスティングによる演技こそがこのアンサンブル劇を、みんなが好んで見るようなよりよい上質なドラマにしている。そう、本物の”楽しみ”だ。

★Did You Know?(ご存知?)
    サムの、目を覆いたくなるような、子供たちに対するあのホワイトハウス解説の考えはクリントン時代の報道官であり、シカゴ・トリビューン(Chicago Tribune)に「(旅行者に)基本的な話をする際に、もしあの部屋がセオドア・ルーズベルトかフランクリン・デラノ・ルーズベルトにちなんで名付けられたという事を知らなければ私は救いようもない大馬鹿者だ。実際にはそこまで掴んでいなかったわけだがある程度でっち上げる事は出来る。」と言った事のあるジョー・ロックハートを真似したものかもしれない。 後に本人(ジョー・ロックハート)に「The West Wing」の事を尋ねると、「あのパイロット版のくだらない質問を投げかけられた時のCJのある種の軽蔑の入り混じった顔に少しばかり自分自身を見たよ。でも君たち(←おそらく「役者」を指してるんだと思う)にそれは分からないだろう。何せ素の演技だからね。」と、語った。

★Logic, Let Me Introduce You to This Window(論理の世界へあなたを・・・)
    トビーによれば「父を敬え」(Honour Thy Father)は第3の戒律である。トビーはユダヤ人だがユダヤ教では5番目の戒律にあたる(キリスト教派の人たちは4番目であるとみている)。
    レオは、大統領がもしかしたら「経済学者より占い師をあてにする」と言うかもしれないぞ、と言った(経済学の専門家であるケネス・ガルブレイスの間違った引用)が、この引用は経済学者でありノーベル経済学者でもあるバートレットにとってみれば少し不釣合いな言い回しだったように思われる。
    レオが解いていたクロスワードに出てきたリビアの独裁者モーマル・ガダフィー(Moamar Gaddafi)のスペルに幾つかのミススペルがあった(レオによれば"h"が一つで"d"が二つということだ)そうだがこのスペルは私たちのいる地域によって違うのかも。Guinness Book of Answers(第10版,1995年)とChambers Biographical Dictionary(1995年度版)の二つとも"h"は無いと明記してある。このクロスワードの間違いを電話で指摘する際に軍事関連の話を持ち出すレオ。「私の名前なんかどうだっていいだろう!私はお宅(おそらくNew York Times)のクロスワードを刺激・楽しみにしているただの一市民だよ。私はお宅の主幹に2度会ってるし彼の飛行機をエクソセミサイル(Exocet Missile)で先制攻撃しろ と薦めたのも私だ!」・・・だがアメリカの軍隊はエクソセミサイルを使用しない。これはフランス製の船に搭載しないタイプの対空飛行用に使うミサイルであり、ランチ(艦船搭載中最大のボート)に搭載されたトマホーク巡航ミサイルの方が好んで使われる。

★New World Order(新世界(アメリカ)の社会体制)
    ザ・ホワイトハウス全体に登場する大統領に近い立場にいる顧問団には次のような人たちがいる。    過去30年の間には共和党の大統領が4人いた(1-21"Lies, Damn Lies and Statistics"参照)・・・これは現実世界の話だ。
     連邦最高裁判事は何人か名前が出てきた。(1-09"The Short List"ではクラウチが38年間その地位にいたというが1-07"The State Dinner"ではブラック(Hugo la Fayette Black(1886-1971)。1-09"The Short List"によれば1937年に陪席裁判官の地位にいた)が、1-09"The Short List"ではバーガー(Warren Burger(1907-95)。2-03"The Midterms"によれば1969年にニクソン大統領に指名されたということだ)が、1-14"Take This Sabbath Day"ではブラックマン(Harry Blackman(1908-)。1970年にニクソン大統領に指名された。保守派の信任状を受け取りながらも自由主義論者と記録され、歴史的な"事件"でもあるRoe v. Wade(中絶がプライバシー権に属するとして非犯罪化された判決)の判決を下した)が、1-16"20 Hours in L.A."ではブレナン (William Brennan(1906-)。1956年にアイゼンハワー大統領に指名された)がそれぞれ話の中で登場する。
    同様に、リビアの将軍ガダフィーはドラマ、実世界の両方に存在する(1-01"Pilot"参照)、南アフリカ共和国の大統領ムベキ(Mbeki...1-21"Lies, Damn Lies and Statistics"参照)も同様であるが、1-07"The State Dinner"のインドネシア大統領スガルド(Sugardo)、1-11"Lord John Marbury"のイギリスの首相リッキー・ノアミッド(Ricky Nohammid)、1-21"Lies, Damn Lies and Statistics"のブルガリアの首相ルカノヴ(Lucanov)・・・彼らはフィクションだ。Binyamin Netanyafuに言及した1-06"Mr.Willis of Ohio"ではバートレットがイスラエルの首相をベンジャミンと名づける。だが1999年、Ehud Barakは彼を後任にしなかった。

★Notes(注目)
    「皆にとってもちょっとした休息になっただろう。個人的な問題や仕事について考えたり。」極々一瞬だがTV界の歴史に残る回だ。パイロットエピソードとしては非常によく練り込まれたシリーズの出発点になっていて、このエピソードの進行具合は正に天才的だ。ハイライトも幾つかある。

    大統領はワイオミングにあるジャクソンホールに休暇に出てた。頭文字を集めたPOTUS(President of the United States)はスタッフに向けられた暗号のようなメッセージだ。レオとアル・コールドウェルがペンシルヴァニア通りに沿って歩き、マンディーが議事堂から少し離れたところに車を止めたこの各々の撮影ロケの場所はワシントンだ。

★Office Gossip(噂話)
    ドナは大統領が自転車の転倒で骨折したと聞いている。レオは軽い捻挫であることをはっきりさせる。

★Oh, Donna!(愛しのドナ!)
    ドナはジョシュの元で働いてる時に彼にコーヒーを持ってきた事が無かった。この回までは(だが1-14"Take This Sabbath Day"でもう一度コーヒーを入れている)。

★Politics of Compromise(政治の妥協点)
    レオはジョシュに、キリスト教右派全員を重ねて「間抜け」呼ばわりして敵に回したのは賢いやり方ではないな、と言う。何故なら「彼らが必要だからだ」。
    おおよそ2000人の難民キューバ人がハバナ南の漁村からマイアミに向けて出発した。サムに言わせれば、彼らを送り返す、という選択肢をとって行政がフロリダ州のデイド郡からピシャっと彼らを締め出しても何の結果ももたらさない。「背中に衣類を背負って彼らは嵐の中をやって来た。」バートレットは無事にアメリカにたどり着いた137人の事を言う。「そして無事にたどり着いた彼らはよりよい生活を求めている・・・・・・これこそが感動的だ。」

★Quote/Unquote(本編の引用)
    大統領の事故について・・・

レオ:木を避けようとしたんだよ。

ドナ:何があったんです?

レオ:避けるのに失敗したんだよ。


    またしてもレオが今度は電話でガダフィー(Gaddafi)のスペルについて・・・

レオ:彼の名前が違うんだ。私の名前?そんなのどうだっていいだろ!私はお宅のクロスワードを楽しみにしているただの一市民だよ。私は彼と2度会ってるんだぞ!彼の飛行機をエクソセミサイルで先制攻撃を仕掛けろと薦めたのも私だ。だから私の言う事を・・・。

    サムがマロリーに要点を言う。

サム:信じてください、私は善良な男ですが今日はついてない日なんですよ。今知ったところによれば、Timesの世論調査によればかなりの数のアメリカ人が、ホワイトハウスは精力と集中力に欠いている、と感じています。大統領が木に突っ込んだ映像で状況が好転するとは思えません。僕の親友はTVでの失言でクビが危ないですし、僕も今しがた知ったところですが昨夜知らずに売春婦と寝てしまったんです。

そして全てを知ったサムがレオの娘のマロリーに言う。

サム:うわぁ、まさに踏んだり蹴ったりだ。

★References(ご参照あれ)
    ソーキンの書いた「神の子羊」(The Lambs of God)という過激派の集団は実際の原理主義組織「キリストの子羊」(The Lambs of Christ)・・・「暴力を尊び、人々を困らせよう」というような連中だ・・・を基にして書かれている。
    携帯のスイッチを切る、という問題でトビーが「我々が乗っているのはロックヒード・イーグルのL10-11だろ。Zim-5という運搬自動追跡装置を搭載している。なのにこんなちゃちな無線機か何かに影響されるってのか?」。
    レオによれば、あの事故で壊れたのはただ一つ「私(レオ)が誰にも貸さないと誓った4000ドルのチタン製のマウンテンバイク」だけだ。他にもニューヨークタイムズのクロスワード、州立農協保険、赤十字軍、疫病管理局、ABCのドキュメンタリー番組Nightline、キューバの大統領フィデル・カストロ、子供たちのする「Red Rover」という遊び、ドウ・ジョーンズ(Dow Jones)の生涯、航空母艦の「USSアイゼンハワー」、ニナ号とピンタ号(1492年に船旅をしたコロンブスの3隻の船のうちの2隻)、移民帰化管理局(2-08"Shibboleth"参照)・・・などなど。
    映画「大統領の陰謀」('76)にも通じる「絶対に秘密は守るよ。」という言葉をビルがサムに伝える。
    マンディーが赤信号を突っ切った時に聴いていた曲はビフ・ネイキッド(Bif Naked)の"Moment of Weakness"だ。マンディーが乗っていた車は銀のBMW(ライセンスTDQ019)だ。トビー・ジーグラーという名前はもしかしたらニクソン大統領時代の報道官ロン・ジーグラー(ニクソン大統領を失脚させたウォーターゲート事件の情報を陰でワシントンポストの記者ボブ・ウッドワードに流していたいわゆる"ディープ・スロート"の一人である可能性があり2002年ぐらいに亡くなっている)から取っているのかもしれない。

★Sex and Drugs and Rock'n'Roll(セックスと麻薬とロックンロール)
    サムはローリーとバーで会い、セックスに及び、その後彼女はマリファナを吸っている。彼女によれば「私ドラッグはやらないの。葉っぱ(マリファナ)が好きなの。」ということだ。後から分かった事だが、彼女がカシミアエスコートクラブで働いていた事が分かる。「可能なのか?」彼女のポケベルを返した時にサムが尋ねる「ロースクールの生徒で、バーでバイトもやり、さらに掛け持ちで高級コールガールまでやってるって・・・。」
    トビーが公衆衛生局医務長官に触れる(2-15"Ellie"参照)・・・コンドームが十代の妊娠とエイズの危険性を減らしている。それに(他に減らしているのは)禁欲主義もね、とメアリー・マーシュが付け加える。一方でジョン・ヴァン・ダイクが付け加える「10代の子供にコンドームを見せるのは性欲を煽るだけに過ぎん。」。トビーは面食らって「10代の男は、無理矢理に〜、のシーンを見るとそうなる。」と言う。大統領はポルノを買うのに5ドルは高すぎると考えている。

★The Gospel According to Josh(ジョシュの信条)
    テレビのキャピタル・ビートという番組でジョシュが右派のメアリー・マーシュを「あなたの崇める神様は脱税でお忙しい。」と言って困惑させた。
    バートレットは非常に信心深い人物だ、とレオが言う。彼は南部バプティストリーダー会議やカトリック救済協会にも出た事があるし、アル・コールドウェル師の教会でも演説した事がある。8ヶ月かけて国中を回り女性に対して中絶の権利を説いて回った(おそらく選挙運動の間だろう)。 だが彼はこの問題(中絶賛成と中絶反対。バートレットは全く正反対の意味を持つこの二つを両方使っている。読み手の中にはこの二つを”正反対”と思わずに考えてる人もいるかもしれない)を法で規制するのは間違ってると思っている。彼は聖書を隅から隅まで読んでいる(2-03"The Midterms", 2-22"Two Cathedrals"参照)。

★The Left Wing?(別の楽しみ方)
    「このパイロット版を見ればホワイトハウスは左派寄りか或いは宗教右派をパンチで鋭く牽制する左派寄りの脚本家だと見える だろう。」と脚本家のソーキンはCleveland Plain Dealerに語った。「だがそう受け取った人でも一週間は黙って見れば応援したくなると思うよ。 そういう予測不可能な事が起こるのを楽しみにしているんだ。」

★'You May Remember Me from Such Films and TV Series As...'(端役出演者の出演情報)