TWW2-19 -Bad Moon Rising-

THE WEST WING

2-19 :
E P I S O D E # 41
2004/02/28 on NHK

BAD MOON RISING（悪い月が昇る）

-STORY-
レオに促され、新任主席法律顧問のオリバー・バビッシュにMSの問題を打ち明けることになったバートレット。相談を受けたバビッシュから様々な質問攻めにあうがバートレットは全て完璧に答え、問題は無いように思われた。ところがチャーリーが大学入学手続きの願書に記入していた際にある重大な点に気付いた事から事態は急展開を迎える。その頃トビーは教育政策の話をマスコミに漏らしたホワイトハウス職員を順番に尋問して犯人を彼の前に突き出すようCJに命令する。だが尋問されたスタッフはその誰もがことごとく腹を立てるために、尋問は上手く進まない。CJはトビーが何故このような事を頼んだのかを不思議に思い問い詰めるが・・・。サムは法律事務所に勤めていた頃に自分が契約を交わして購入した石油タンカーが座礁したニュースを聞いて沿岸警備隊員に話しを聞き、エインズリーに相談する。そして勤めていた事もあった感情からか彼らの宣誓証言に自分も参加したいと言い出す。ジョシュはメキシコの経済が破綻してしまったためにメキシコへの経済援助を検討しようとするがドナはその援助に反対して意見が対立する。

WRITER ： AARON SORKIN
STORY ： FELLICIA WILLSON
DIRECTOR ： BILL JOHNSON

US TRANSMISSION DATE
25 April 2001
UK TRANSMISSION DATE
23 October 2001(E4)
JP TRANSMISSION DATE
28 February 2004

-TITLE'S MEANING-
MS scandal will become the public soon.

-EPISODE OUTLINE-
Charlie knows, Lady Macbeth signed.

-QUOTING-
1, Okay, after five of them, I'm just going to confess.

2, They'll find the Lindbergh baby in the basement. Also some post-its reminding me where I put Jimmy Hoffa. I framed Roger Rabbit.

3, There are too many things in the world we can't do. Mexico's on fire. Why help them? Because we can.

INTO THE MAIN TITLE:★★★★★

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-TEASER-
ホワイトハウスの法律顧問室では新しく主席法律顧問に就任したオリバー・バビッシュが、何かを支持するためにボルネオで開かれる国際法律会議サミットに休暇と称して無理やり出席させられる事に文句を言いながら2,3人のスタッフと身支度をしている。スタッフの一人の女性がその大きなハンマーも持っていかれるんですか、と尋ねる。その大槌は彼の祖父が、第27代大統領ウッドロウ・ウィルソンによって任命された、ユダヤ人初の連邦最高裁判事ルイス・ブランダイスから譲り受けたものだ、とバビッシュは説明する。他に必要なのはディクタフォン（速記用詳述録音機）だ。机の上にも1台あるがこれは壊れていて録音ボタンが入ったまま元に戻らないのだ。それを机の上に戻すと今度は友人が書いていた主権免除（Sovereign Immunity）に関する文書も必要だ。とりあえず飛行機が出発するまでの間に少しでも寝ておくべく帰宅しようとするバビッシュを受話器を持っていたスタッフが呼び止める。これからレオとバートレットが彼に会いに来るのだ。

一方そのバートレットは公立学校が固定資産税で公債を賄（まかな）っている限りは学校の価値どころか固定資産税の価値も上がることはないだろう、と側近のキャルに言っている。こうしたとんでもない悪循環は早急に無くすべきだ。ミーティングを終えたバートレットにレオが声をかけて法律顧問のバビッシュにMSの件を話しに行くように勧める。だがバートレットはどこか乗り気じゃないのか返事にしどろもどろになっているその様子を見たレオは埒があかないと思ったのか無理やりにでも彼を連れ出す。廊下を歩きながらこの2年半の間に法律顧問が5人目になっていることに言及するバートレット。コクラン、ゲイツ、ソロモン、トリビー、そしてバビッシュだ。なかなか彼らとはウマが合わないようだ。だが他の4人はともかくとしてバビッシュは赤の他人ではない。彼とは子供同士も知り合いだし、一緒に病院を建てた事もあれば中西部の選挙資金議長を務めていた事もあるからだ。だがチェスをした事はない、とバートレット、バビッシュが怖いと正直に明かす。彼はシカゴ出身者でレオと同じだからレオは怖がってはいないと言う。しかしバートレットは出身地が同じシカゴだから何なのだ、シカゴ出身者と会った大半はもうシカゴには住んでないぞ、といった様子だ。バートレットは法律家ではない自分をバビッシュが見下していると思っていて縮こまっている。だがその代わりに経済学の博士号を取得してノーベル経済学賞まで受賞し、さらには大統領に当選した。受賞のメダルを持っていけば対等になれるかな、とバートレット。受賞したことは彼も知ってますよ、と返すレオ。ようやく法律顧問室に着くと今度は部屋の内装が自分の執務室よりも豪華だとケチをつけるバートレット。私の部屋もそうです、とレオは言うがバートレットには他人の部屋などどうでもいい事らしい。話し終えたところでバビッシュが部屋の前まで二人を出迎えに来る。握手を交わして中に入るがバートレットはなかなか本題に入ろうとせずにゴソゴソしている。バビッシュが休暇に出ると聞いて明らかに喜んでいるようにも見えるがレオとバビッシュの二人に促されてようやく本題に入る。

バートレット：あぁ、オリバー、つまるところこういう事なんだよ。私が大統領選に勝つために大衆を欺く大いなる犯罪的な陰謀に16人を巻き込んだかどうか教えて欲しいんだ。

机に半分腰をかけながら話を聞いていたバビッシュは例の大槌を手に取り机の上にあったディクタフォンをそれで思いっきり叩き壊す。その様子にレオは動じていないようだがバートレットは思わず後ろに身を引いてびっくりする。そして再び大槌を机に戻しバビッシュがバートレットの方を向く。

バビッシュ：分かりました。

-ACT ONE-
ジョシュが自分の部屋の電話からこれからの予定を電話の相手に伝えている。金融、外国関係、上院の銀行関連などなど。だが今日一番ジョシュにとって大変なのは、ドア口にやって来たドナも言ったように、メキシコの経済が今朝破綻したばかりだという事だ。ペソの値段を下げるよう（財務長官が）進言したのに結局下げずにこのザマだ。3週間前メキシコの経済は1ドルに対して20セントにまで下落し、2週間前にはインデックス証券取引所では1日の下落幅が歴史上過去最低の数値を記録し、今朝メキシコ市場の寄り付き値（株式の売買が行われた時につく株価）は金曜の終値から 20％のダウンだ。アメリカに置き換えればこれはダウ平均株価（株式平均株価よく使われる平均株価の代表格）が2000ポイント下落することを意味している。・・・ドナに経済の動きを解説していたジョシュだが遅れて出勤した、機嫌のよろしくないトビーに今朝の新聞を見たかと聞かれる。当然ジョシュは既に目を通しているがトビーはその新聞に載っている教育バウチャーの件で怒り心頭だ。トビーという嵐が去ると再びドナに講義するジョシュ。メキシコは今週だけでも300億ドルもの対外債権を有しているが彼らにそれを支払う余裕はない。ならどうなるのか？さぁ♪金融貸付企業のWells Fargo社がワゴンに乗って取立てにやってくるぞ～♪鼻歌交じりで、経済対策について話し合うためジョシュはそのままルーズベルトルームに入っていく。

会見室ではCJが例の教育バウチャーの件で記者たちに質問攻めにあっている。ホワイトハウスのある上級職員が、大統領が教育バウチャーについて方針転換を打ち出し、さらには妥協案まで用意されていると漏らしたらしい。CJは、今朝はまだ大統領には話していない、とだけ言って次の話に移る。次は、沿岸警備隊の海上安全および環境保護部門からの報告によれば3時間前に原油400万ガロン（≒1520万㍑）を積んだ一重船穀型構造（single-hull）のタンカーであるVLCC（Very Large Crude Carrier＝20万トン以上の重量を持つ超大型タンカー）がデラウェアの南3マイル（ ≒4.8km）のラホボス（Rahobeth）海岸に乗り上げて座礁してしまった、と報告する。タンカーの船体に穴が開きオイルが流出したがまだ未確定の情報ばかりだが少なくとも20万ガロン（≒66万㍑）が既に流出してしまったという。その様子が流れたTVのある部屋ではサムが仕事をしていたがタンカーの名前を聞くや否やTVに向き直って耳を傾ける。沿岸警備隊がEPA（Environmental Protection Agency＝環境保護局）の司令部センターや州の緊急応対チームらと組んで原油の引上げ作業にあたっているという。その船はケンジントン石油のもので船の名前はインディオ号だ。ケンジントン・インディオ。沿岸警備隊が原油の更なる流出を防ぐためのオイルフェンスを船の周りに設置した。そこまで聞くとサムはオフィスの外に飛び出し、このニュースの詳細を秘書たちに尋ねる。そしてあの船がデラウェアまで行けたのは奇跡だ、とつぶやくサム。

引き続き会見をこなしているCJ。沿岸警備隊の責任者が午後の2時に会見を開く予定であることを伝え、後はキャロルにまかせてCJは会見室を後にする。会見室を出るとトビーが待っていて、教育バウチャーのリークをしたホワイトハウスの上級職員の件でCJに怒鳴り散らす。どうして記者は好き勝手にホワイトハウスの職員に電話をできるんだ？トリポリ（社会主義国家リビアの首都）に住んでいるわけではないからです、とCJ。だが厄介な事に変わりはない。シャリックやアン・スタークといった共和党のリーダーたちは今ごろ妥協案で票固めができると踏んでいるだろう。彼らは拒否権を恐れていたのにリークのおかげで投票に踏み切ることができるようになった。そればかりか今回の件でセス・ジレットを含む民主党員からも非難の嵐が電話で吹き荒れる事になるだろう。CJは、レオとジョシュと大統領に話しておきます、他にどうすればいいんですか、と返す。するとトビーはいつもよりも声を大きく荒げて、リークしたホワイトハウスの上級職員を今日中に私のオフィスまで引っ張って来い！そう怒鳴るとトビーは出て行く。入れ違いにCJの部屋にやって来たサムはそのトビーの怒鳴り声に少しビックリするがとりあえず「リークしたのは僕じゃないよ」とCJに言う。もし犯人がいたとしても今のトビーの怒鳴り声を聞いていたら今ごろは隠し出口からコソコソと出て行っているに違いないわ、とCJ。だがサムは別の用件で来たので本題に入り、CJにタンカーの話をどの程度聞いたのか尋ねる。沿岸警備隊からのメモはキャロルが持っている、と答えるCJ。あの船はナビゲーションか操舵システムに問題があるんだよ、とサムは言うがCJは座礁する時には大抵ナビゲーションか操舵システムが壊れている、と返す。

法律顧問室ではバートレット、レオ、バビッシュが同じテーブルの周りに座り、バビッシュがMSの事についてまずはバートレットに大雑把な話を訊く。もしかしたらその再発・緩解型のMSの発作に見舞われて脳が正常な判断を下せなかった、などという事が肉体的兆候を除いて第3者が知ることはできるのか？つまり目の前にいるバートレットが今発作に見舞われてもバビッシュがそれに気づくことができるのかという事だ。その表現をバートレットが言い換える。要するにシチュエーションルームで大事な決断を下さねばならない時に発作に見舞われても誰にも気づかれないという事があり得るのかという事だ。答えは「あり得る」だ。たとえバートレットの視界がボヤけて足が痺れてもバビッシュは気づきもしないだろう、とバートレットは皮肉めいて言う。ここでバビッシュが話を進める前に、バートレットと彼の間には弁護士依頼人特権が無い事をはっきりさせる。つまり彼は政府の弁護人なので守秘義務がなく、ここでバートレットの話を聞いて後から宣誓証言を求められたらそれを全て述べる義務があるというのだ。だからバビッシュとしてはバートレットが全てを話す前に個人的に弁護士を依頼したほうがいいだろうと勧める。だがバートレットは、注意深くなる必要なんかないと言い、バビッシュには全てを話すと約束する。それでは本格的な最初の質問だ。訴訟に関わった事はあるのか？バートレットがニューハンプシャーで州知事をしていたのなら当然の事だろうと言うのでバビッシュが訂正する。「宣誓証言に関わった事はあるのか？」。バートレットの庭の凍結した道路でメーター検査員が転んでしまった事と大叔母の遺言で2度だけ関わった事がある、と答える。バビッシュはさらに突っ込んで質問をする。そのどちらかの訴訟で宣誓証言をした時に健康問題について尋ねられた事があるかどうか思い出してほしいと言う。だがバートレットが何故こんな小さい問題であれこれ答えなければならないのか分からないでいるのでバビッシュが核心をはっきりさせる。もしバートレットが健康問題について尋ねられ、その宣誓証言で嘘をついていたらホワイトハウスの職員は全員失業することになる。嘘はついてない、とレオは答えるがバビッシュはバートレット本人からそれを聞きたい。バートレットも、嘘はついていない、と言う。宣誓証言でも公判前の質問状でも同じだ。ここでバビッシュがMSの件を知っている人物の人数を確認する。

（少し違う部分もあるかもしれませんが）

番号	：	名前	立場
１	：	ジェド・バートレット	合衆国大統領（自分）
２	：	アビー・バートレット	ファーストレディ
３	：	エリザベス・バートレット	長女
４	：	エレノア・バートレット	次女
５	：	ゾーイ・バートレット	三女
６	：	ジョナサン・バートレット	兄
７	：	？？？	ベセスタ病院の医師
８	：	？？？	ベセスタ病院の将校１
９	：	？？？	ベセスタ病院の将校２
１０	：	？？？	軍医総監
１１	：	？？？	放射線技師
１２	：	？？？	主治医
１３	：	リー	ジョージ・ワシントン病院の麻酔医
１４	：	パーシー・フィッツウォレス	統合参謀本部議長
１５	：	ジョン・ホインズ	合衆国副大統領
１６	：	レオ・マクギャリー	ホワイトハウス首席補佐官
１７	：	トビー・ジーグラー	ホワイトハウス広報部長
（１８）	：	（オリバー・バビッシュ）	（ホワイトハウス主席法律顧問）

トビーに話した事も知ってバビッシュはすかさずその時の彼の反応を尋ねる。芳しくない、がレオの答えだ。そうでしょうね、とバビッシュ。

バビッシュ：では大統領、まだ幾つか質問が残っているのですがまだお時間はありますか？

バートレット：えぇと、メキシコの経済が破綻して、石油タンカーがここから120マイル（≒192km）のところで座礁し、アメリカ国民の13％が貧困に喘いでいるから・・・・・・あぁ、もう少し君に付き合って侮辱的な質問に答える時間はあるな。

-ACT TWO-
ルーズベルトルームではジョシュがメキシコ経済の回復についての話し合いをまだ行っているところだ。ジョシュは相手の話を聞こうとしていたが部屋の外の向こうの部屋にいるトビーがスタッフに大声で怒鳴っている声がこちらの部屋まで聞こえてくるので少し注意力が散漫になっていて同じ話を繰り返してしまう。ホワイトハウスとしてはアメリカがメキシコに融資を行いたいのだがそれに関する法案の審議に1日は欲しい、と相手の議会代表者は言う。メキシコの経済が破綻したばかりなのに、ジョシュはそんなに悠長に待っていられない、次の新聞の締め切りまでにこの話を取りまとめたい、と返す。とにかく検討して早めに結論を出してくれるよう頼んでからジョシュは部屋を出る。
部屋を出るとCJと合流するジョシュ。何をするにも議会を通さなければならない・・・これこそまさにファシズムだという気がしてきたよ、とジョシュがボヤく。一方CJがボヤくには、彼女が、マスコミにリークしたホワイトハウスの上級職員を尋問して犯人を捕まえるという仕事が怒鳴り散らしてばかりいるトビーのせいでちっとも容易に進まない。北京から犯人探しをしたほうが早いかもしれないわ、とCJ。以前ジョシュが麻薬を使用した事があるかどうかの素行調査を行っていた事を思い出したCJはジョシュに協力してくれるよう頼む。

ジョシュ：その件とは全く別ものだよ。

CJ：調査したのはあなただから？

ジョシュ：いや、あれは個人の素行調査だったからだよ。今回の犯人は勝手に妥協政策を打ち出したんだよ？

CJ：確かにそうだけど別に調査するのが嫌ってわけじゃないのよ。ただ調査したって犯人は捕まらないって言いたいだけなの。

とにかくトビーにこれ以上八つ当たりされたくないので調査は続けることにするCJ。別れ際にジョシュは、そうすれば運勢が良くなると思い込めばいいんじゃない、とおみくじのようなアドバイスをしてから自分の部屋に入る。すると中で待っていたドナから声をかけられてかなりビックリするジョシュ。ドナは自分のお金をメキシコへの経済援助に充てるのには反対なので300億ドルのお金をメキシコに送る前に経済援助についての話を聞いてほしいとジョシュに意見しようとするがジョシュはまともに取り合ってくれず、外に放り出される。

バートレットの様子はどうかとオーヴァルオフィス前にやって来たサムだがチャーリーが大学の入学手続きの願書にいろいろ書き込んでいるのを見つける。バートレットに馬鹿にされないように2年生の科目である聖書文学入門を受講しようと思っているらしい。大学への編入に必要なAP （Advancement Placement credit）を高校時代でいくつ取ったのかサムが尋ねる。英語で6つ、数学と微積分学で6つ、ヨーロッパ史で3つ、フランス語で3つ。つまりチャーリーは大学に行っていないのにこの夏にあと二つ単位を取れば3年生になることができるのだというのだ。チャーリーの GPA（Grade Point Average＝学業平均値）は相当なものらしい。サムがチャーリーの聡明さに驚いているとジンジャーがやって来て待っていた人がようやく来たのだと言う。行ってみるとそこには海軍に属する沿岸警備隊員のエミリー・ローエンブラウ大尉が正装した軍服姿で待っていた。彼女は、かつてサムが電話で天気予報を聞いた時に嘘を言って彼をからかった女性だ。お互いに予想していた通りの人物像だというのだから結構気が合うのかもしれない。彼女が礼服を着てやって来たのには驚いたが軍人がホワイトハウスや議事堂に行く場合はそれが決まりらしい。そうしたファッションには無頓着なサムだが弁舌と策謀には自信がある。今回彼女を呼んだのは座礁したタンカーから漏れた原油の流出事故について詳しく訊きたかったからなので早速座って話を訊くことにする。エミリーの話によれば沖合いへの風で10マイル（≒16km）の間の操舵不能による機能不全によって混乱し、他の船との衝突を避けるために10マイルの位置から錨を下ろしたがそれでもタンカーは止まらなかった。あれほど大きな物を積んでいる巨大なタンカー船が18ノット（≒33.3km）の速度から完全に停止してから反対方向に進み始めるまでには少なく見積もってもおおよそ10kmの距離が必要になる。救難信号を出したタンカーを曳航するためにタラハシー号を差し向けたがその船も深い水深と強風にあおられて帰港せざるを得なかったため結局タンカーは引き潮の影響もあり浅瀬に乗り上げ、座礁してしまった。原油の更なる流出を防ごうと沿岸警備隊、環境保護局（EPA）、国家輸送安全委員会（NTSB＝National Transportation Safety Board）、州、地元が協力して原油の回収作業にあたっているがそれでもとても人手が足りないという。水から油を引き揚げる作業、あなたも一度やってみたら、とエミリー。一通り説明を聞いたところでサムは彼女に感謝してこれからも逐一進行状況をくれるよう頼む。

法律顧問室では、バートレットはまだバビッシュからの質問攻めにあっている。バートレットは自分の家はそれなりに蓄えがあるので災害死亡保険には加入しているが生命保険には入ってはいない、と言う。妻が医者なので医療保険にも入っていないし、州知事、大統領とやってきたので政府機関の優秀な医療スタッフがいる。バビッシュはさらに質問を続ける。これまで健康保険や生命保険などのありとあらゆる、健康を尋ねてくる文書にMS を隠してきた事はありますか？ない、とバートレットは答える。と、ここでドアをノックする音が聞こえ、スタッフが入ってくるとバートレットを呼び出し、レオはバビッシュと二人きりになる。どう思う？とレオが尋ねるがバビッシュは「とてもその質問に答えられるところまで来ていない」と言う。

-ACT THREE-
リークした犯人を突き止めるためにスタッフを一人ずつ自分の部屋に呼んで話を聞こうと考えるCJ。次に部屋に呼ぶのはジェイミー・ホッチキスだ。ジェイミーが入ってきて挨拶を交わすや彼は、今朝のリークに腹を立てているようでその怒りを露わにする。この問題には彼を含め9ヶ月もつぎ込んできたのにオシャカになったのだから彼が怒るのも無理はない。だがその彼にもそれとなく尋ねなければならないCJも辛いところである。そして思い切って質問するが案の定彼は憤慨して猛然とCJのオフィスを出て行く。彼はリークしていないし、リークした人間は知らない。たとえ知っていたとしても言うわけがない。キャロルに尋ねたところこの質問をあと1138人にしなければならないと聞かされ、うなだれるCJ。後5人に尋問したら私全てぶちまけるから、とヤケになるCJ。さてそれでは次のスタッフに行きましょう。

ルーズベルトルームでメキシコへの融資を未だに検討している中、ドナはジョシュにサウスカロライナに住むフランク・ケリーから電話が入ったと伝える。誰の事か分からないジョシュは詳細を求めるとドナは話し始める。その人は健康保険に加入していないにもかかわらずサウスカロライナの時給12ドル17セントの繊維工場で働く労働者で二人の子供は公立学校に通っている。その公立学校は予算の制限から芸術と音楽の授業がカットされている以外は普通だが彼の10歳の子供はトランペットの練習をしたがっているため、その母親は音楽のレッスン料とトランペットを買ってあげるために子供が床につくや夜な夜な電話サービスをしてお金を稼いでいるという。芸術家の友人は我々の身の回りにもいるがこのフランクは納税の義務を果たして法を遵守しているというのにメキシコへ金を送ることでジョシュに感謝していると言うのだ。もちろん一番最後の部分はメキシコへの経済援助反対のドナの嫌味だがジョシュは軽く受け流す。例えばメキシコの消費者がサウスカロライナの彼の繊維工業の繊維を買うだけの余裕が無いから彼の工場は潰れて彼もリストラされてしまう。もちろんその彼にコンピューターに関する高度な知識などがあるなら就職口はまだ見つかるというものだが。だがドナはそれを聞いても自分たちで稼いだ300億ドルの金をメキシコの消費者のポケットに入れなければならない理由が分からない。ジョシュに言わせればこれはクレジットカードを与えて後でツケを払ってもらうやり方で6年前にも同じ方法を取っていた、と説明する。その4年前、さらにその5年前にも同じ方法を取っていた事をドナが確認する。違う結果を期待しながら同じ事を繰り返すのは正気じゃない、とドナは考える。私は別に外国人嫌いでもなければ安っぽい考え方をする人間でもないがそろそろこの辺で彼らには愛の鞭を与えて厳しくするべきよ、とドナは主張する。が、ジョシュはそれをSMプレイのお誘いと受け取るのでドナにはたまらない。その上、電話サービスよりも床磨きの方が良かったんじゃない、と言われる始末だ。結局また受け入れられずに話が終わってしまう。

バッハの音楽を流しているエインズリーの部屋にサムがやって来る。男性デザイナーに部屋の模様替えをした様子をサムが褒める。だがサムはイスに座ってすぐ本題に入る。彼女に、自分には弁護士が必要になった、とサムは打ち明ける。エインズリーは石油タンカーの件で今朝メリーランド州とデラウェア州の法務長官と話をしてきたばかりなのでサムは彼女に打ち明けようと考えたのだ。彼女の見積もりではケンジントン石油会社は5,6億ドル支払うことになるだろうとみているがサムがその考えを完全に否定する。何故ならそのケンジントン石油会社のタンカー購入の契約をまとめたのはかつてゲイジ・ホイットニー法律事務所で働いていたサムだからだ。サムはタンカーに問題が発生した場合、彼らに責任が及ばないようにする契約を取り交わしていたのでケンジントンは責任を追及されないと自信を持って言ったのだ。あの契約交渉は我ながらよくやった、とサムは言うが同時にその11時間後に心変わりして1100万ドルを上乗せしてもっといい船を買うべきだと提案した、と告白する。だがエインズリーはこれ以上サムの話は聞きたくない。いくら力になりたくても守秘義務を破ってまで話をしようというのを弁護士である彼女が黙って見過ごせるはずがないからだ。たとえケイジントン石油会社が民事責任を問われるような事にならなければ安全面に注意を払うようなことがないとしても関係のないことだ。出て行こうとするサムにエインズリーが問い掛ける。サムのその責任逃れの契約交渉、もしかすると彼が思っているよりも穴がある契約なのかもしれないわよ？サムは自信たっぷりに、そんな事はない、と言う。

大学入学願書の申し込み用紙にまだ記入を続けているチャーリーにミセス・ランディガムが声をかける。書いても書いても終わらないのでチャーリーはいい加減うんざりしてきているようだ。ミセス・ランディガムは合唱団の、マーガレットはフェンシングのクラブをそれぞれ勧めるがあいにくチャーリーにはクラブ活動をしている暇はない。マーガレット曰くフェンシングは自己防衛の哲学を学べるとの事らしいがチャーリーが住んでいるのはフェンシングで襲ってくるようなところではないし自己防衛よりもまずは逃げるのが彼の防衛哲学だ。書くものがたくさんで本当に参る。奨学金関係の書類が6枚、入りもしない寮関係のものが3枚、同じく関係ないルームメートの希望に関するものが1枚、緊急時の連絡先、全般的な活動状況、高校での成績証明書、さらには14ページからなる・・・・・・。そこまで言うとチャーリーの声が途端に止まり、顔色が変わる。そして急いで今バビッシュと話し合いの最中であるレオを呼び出してもらうようマーガレットに頼む。「古い友人がきた」との事だ。その言葉にミセス・ランディガムもマーガレットも笑みが止まって真剣な表情になり、「構わないのね？」とマーガレットが尋ねるがチャーリーの決心は変わらない。とにかく今すぐにもレオに会う必要があるのだ。

一方そのレオは、未だに帰ってこないバートレットを除いてバビッシュと二人だけで話している。質問攻めにされたバートレットの機嫌もよろしくないがバビッシュも同じだ。トビー同様に彼も裏切られた感じがしているのは明らかだ。レオも初めて聞いたときはそうだったが、かつてアルコール依存症を告白した時バートレットはそれを気にしなかった。公にするべきかどうかはレオにはまだ確信がない。バビッシュは意見を求められるがそういう事は政策担当にでも言ってくれ、とのことだ。だが彼を直接雇うと決めたレオは彼に政策担当になってもらいたがっている。

レオ：とにかく、この2時間半ここにこうして座って話し合っていて、大統領が何か一つでも違法行為を犯したのが見つかったのかね？

バビッシュ：何も。

レオ：なら君の問題は何なんだ？

バビッシュ：それこそが私の問題なんですよ、レオ。お分かりですか？彼は全て正しくやっている。あなたの目的が欺瞞を行うことなら彼はその全てをやってのけた事になるんですよ。

その時、ノックをする音が聞こえ、側近が中に入ってくるとレオはチャーリーからの伝言を受け取り、急いで彼のところへと向かう。

オーヴァルオフィス前の秘書室にレオがやって来て、チャーリーの前を通り過ぎる時に言葉には出さず目で合図をして自分のオフィスに招き入れる。席に着くとゆっくりとチャーリーが話し出す。ゾーイとエリーが大学に入学した際に健康診断書を提出することになっていましたよね？レオはその意味が分からないでいたが次のチャーリーの言葉に愕然とする。「その中でいろいろと尋ねられるんですよ。家族の健康状態のことも含めて」。・・・・・・・・・・・・どうして？何故？チャーリーはバートレットがMSを患っていた事をどうやって知ったのか？チャーリーはその質問には答えずにレオを見つめて話を続ける。入学者が18歳以下の場合は親がその診断書に署名することになっている はずです。長い間を置いてレオはようやくチャーリーの意図を理解する。チャーリーは言おうかどうかを必死に悩んだことを謝ろうとするがレオにとってそこは問題ではない。君は正しいことをしたんだ、とチャーリーを諭す。事の深刻さを捉えたレオはマーガレットを呼んですぐさまジョージタウン大学に提出したゾーイの入学願書の書類を全て回収するように命じる。バートレット家の弁護士パット・カーに頼んで何としてでも手に入れてくれ！

-ACT FOUR-
CJの今度の尋問の相手はドナだ。彼女はジョシュがミーティングに出ていたのを当然知っているが彼がドナにその内容を伝えたかどうかはなかなか思い出せないでいるようだ。ドナが何かと後ろめたい素振りをしているのに気づいたCJは彼女を問い詰める。すると驚いた事にこれ以上嘘を隠してはおけない、とドナが言う。彼女は、自分の実家のマディソンに警察を向かわせて欲しいとまで言う。何故か？・・・・・・リンドバーグの赤ちゃんを地下に埋めたのは私で、その実家でジミー・ホッファを殴り飛ばし、ついでにロジャー・ラビットも「嵌（は）めた」のも私だ、と言う。
・・・・・・CJの尋問は一向に前に進まない。ドナに出て行くように言うと、その前に彼女からサラダを買ってきてもらうことにするCJ。・・・・・・・・・もうどうでもいいとばかりにCJが叫ぶ。キャロル！！！

CJの部屋を出たドナはジョシュと合流し、アルジャー・ヒスを共産主義者として名指ししたウィテカー・チェインバーやその際にヒスが隠したとされる証拠の数々の事を指した”secret pumpkin”の事まではCJに言えなかったわよ、と言うドナ。どうやら最初から狙っていたようだ。そして今度はジョシュの方から、ドナに電話があった、と言い出す。その相手は1939年のヨーロッパだ。向こうは今戦争状態にあるがアメリカは孤立主義を通そうとして関わるのを拒んでいる。これはアメリカにとっては何の利益にもならないことだしね。だけど電話の相手が言うにはフランス、オーストリア、イギリスがドイツの猛攻撃に遭っていてこの戦争には終わりが見えない。1941年まで助けてくれないと助からないと彼らは言ってるけどこれは単に騒ぎすぎてるだけだろう。チャーリー・チャップリンが演じたチョビヒゲの男はどこへも行くところがない。だけどフランクリン・ルーズベルト大統領は参戦すべきだと国民を説得している。その彼が著したのがこの本だ、と言ってジョシュはドナにその本を差し出す。それは8年生の社会科の教科書で、ジョシュがしおりを挟んだページには「武器貸与法」と記されている。文字通り武器を貸与する法案で、ロシアやイギリスに戦争が終結したら返してくれることを条件に武器を貸与する、というものだ。そこには「隣人の家が火事になったらあなたは庭のホースの値段を値切るような事はしないはずだ」。そしてジョシュは真剣な顔で言う。この世には我々に出来ない事がたくさんある。そしてメキシコは今燃えている。何故彼らを助けるのか？・・・・・・それが出来るからだ。つまり、ドナが今考えているように融資が決定したのだ。今まではぐらかされ続けてきたドナだがジョシュの説明に納得して微笑む。

引き続いてCJが今度はホワイトハウススタッフの一人ザックを尋問しているところだ。どういうわけかこれまでのパターンにはなく彼は不利益な役をまわされたCJに同情を示している。これも仕事なの、分かってくれたのはあなたが初めてよ、とCJは思わず感嘆の声をあげる。その彼が逆にてっとり早く犯人を見つけ出す方法を知りたいか、と尋ねてくる。もちろん、と言ってCJは顔を前に向けるがその方法とは「疑わしい奴を深井戸に放り込んで溺れたら、そいつは”魔女”じゃないという事だ」。もう嫌！とばかりにCJは席を立つが「俺はリジー・プロクターが悪魔と話すのを見たぞ！」と叫ぶ彼にとどめをさされたCJは猛然と部屋を出て行く。

トビーの部屋ではサムが座りながら石油タンカーの原油流出事故の報告書をトビーに読んで聞かせている。72万ガロンもの原油が250平方kmにわたって流出している。渡りガニとカブトガニが10000匹死亡し、その産業被害総額は25万ドルにも及んだためDairy Queenでは失業者が増加するものと見られている。12500匹のヒトデ、カレイ、バスが死亡し、観光地の浜辺として売っていた経済被害は3億4200万ドルに上るだろう。ところでホンダ・シビックスが海に流れ出る、という事件は何故起こらないんでしょうね？？？しかしトビーは上の空で全く聞いていない。サムの熱弁はCJに遮られ、サムは外に追い出されてしまう。替わりに入ってきたCJはトビーに向かって私がスパルタカスです、と叫ぶ。リークは漏れるものなんです。下級職員は知見をひけらかそうと記者にいろいろと喋ってしまうものだしこれを完全に止めることはできない。漏れた方が気が楽なんですよ。政府がニューメキシコでのエイリアンの存在を認めたら国民はどこかで安心するはずです。とにかくこの件は大統領に伝えてホワイトハウスの職員全員に包括的な内容のメールを送り、明日の朝でコメントを出すつもりでいるからそれで問題はなくなるんです！！！だが驚いた事にトビーはそれほど怒っているようには見えない。それどころか「これは小さな問題だ」とすら言う。これ以上に大きな問題がやってきた時に対処できるかどうか彼は知りたかったのだ。選挙に当選、レオのアルコール問題、サムの売春疑惑、インドとパキスタンの紛争、コロンビアの救出作戦の失敗などといったように大きな問題ならこれまでいくらでも乗り越えてきた。これ以上に大きな問題があるんですか？とCJ。「ノー」とトビーは言うがCJはそれが嘘だと見破る。だがそれでもトビーはそれ以上何も言わないのでCJは部屋を出て行く。

柱廊のベンチに座っているチャーリーの所にバートレットがやって来て隣に座る。私の末娘は口が軽いな、とバートレットは言うが実際はそうではない。ゾーイはバートレットの体を心配しており、肉体的な兆候が現れたらチャーリーの方からファーストレディに伝えてほしいと頼まれたのだ。バートレットはゾーイを疑ってしまった事を少し恥じたのか少しの間沈黙してから言う。

バートレット：私はしばらくの間君とはこれ以上この件について話せない。この問題は間もなく公になるだろう。君とこの件について話せばそれだけ多くの弁護士と話すことになり、そうすれば一週間の給料が一時間の弁護料で消えてしまうだろうからこれだけ言って終わりにする。・・・君は召喚されるだろう。私は君の私への忠誠心を信じているし、私への愛情も信じている。もし君が私を守るために嘘をつくなら、ただの一度だけ嘘をつくなら、少しだけ嘘をつくなら、私に降りかかる事やそうなるように仕向けようとする人々に耐えられないという理由で嘘をつくなら、一度でも少しでも嘘をつくなら・・・・・・君は私と共に終わる。分かったか？

チャーリー：はい、大統領。

バートレット：分かりました、と言え。

チャーリー：分かりました、大統領。

そう言うとバートレットは仕事に戻るようチャーリーに言う。今チャーリーに何かを期待するとすればロースクールへ行って今すぐにでも卒業してほしいという事だ。チャーリーが中に入り、バートレットもオーヴァルオフィスに入るとバビッシュが待っていた。
いいニュースだよ、オリバー。私は何もかも上手くやったわけじゃなかったぞ。そう言うとゾーイのジョージタウン大学への入学願書の家族の病歴に MSを外したことをバートレットは打ち明ける。彼女は17歳だったから保護者のサインが必要だ。だがサインしたのはバートレットではない。

バートレット：私がサインしてれば良かったんだがな。サインしたのはマクベスの妻（夫である衛兵のマクベスをそそのかして王を殺させるが良心の呵責から錯乱して死亡）なんだよ。（間を置く）さて、悪い月が昇り始めたぞ（Bad Moon Rising）、オリバー。知ってしまったからにはもうすぐつまはじきにされるぞ。

バートレットは座ってバビッシュに言う。レオが君にこの職に就いてもらったのはMSのためじゃない。出て行くなら今のうちだ。今なら弁護士に逃げられたとみられる事もないだろう。今なら誰も君を責めたりはしない。バビッシュはその言葉に感謝し、もし自分が残るなら自分の言う通りに全て事を運んで欲しい、と伝える。状況による、とバートレットは言うが、他に道はありません、とバビッシュは言う。長い沈黙の後、バートレットがこれからどうすべきかを尋ねる。まずはスタッフに話す事だ。そしてこの件を公表する方法を決めなければならない。

バビッシュ：そして司法長官に特別検察官を指名させるのです。それもただの特別検察官ではいけません。最も血の気の荒い、バーにいるようなバートレット嫌悪派の共和党員の検察官を指名させるのです。

続けながらバビッシュはバートレットの方へ歩み寄っていく。

バビッシュ：彼には無限の予算と軍隊のようなスタッフがつきます。ここでの新しいスローガンは「かかってこい！」になります。彼はあなたが触れたありとあらゆる書類に目を通します。もしあなたが一度でも大統領特権にすがるような事があれば私は降ります。ダッチワースの地方検事補佐があなたの証言を取りたいと言ったらあなたは次の飛行機に乗らなければなりません。新人下院議員があなたの証言を得たいと言ったらあなたは彼の家の台所に座ることになります。彼らがあなたをハーグ国際司法裁判所へ連れて行って戦犯扱いした時に我々が言うべき言葉は何ですか？

バートレット：・・・・・・「かかってこい！」。

バビッシュ：私が必要ならしばらくオフィスにいます。

-END-

Starring
Main Cast
Rob Lowe as Sam Seaborn
Dule Hill as Charlie Young
Allison Janney as C.J. Cregg
Janel Moloney as Donna Moss
Richard Schiff as Toby Ziegler
John Spencer as Leo McGarry
Bradley Whitford as Josh Lyman
And
Martin Sheen as Jed Bartlet

Sub Cast
Oliver Platt as Oliver Babish
Emily Procter as Ainsley Hayes
Peter James Smith as Ed
William Duffy as Larry
Shishir Kurup as Zach
Jacqueline Kim as Lieutenant Emily Lowenbrau
Michael Mantell as Jamie Hotchkiss
David Ackert as Babish Staffer
Tracy Beaulieu as Cal
Robert Curtis Brown as Congressional Staffer
Scott Lawrence as Congressional Staffer
Randolph Brooks as Arthur Leeds
Charles Noland as Steve
Andy Milder as Mark
Devika Parikh as Bonnie
Kim Webster as Ginger
Melissa Fitzgerald as Carol
NiCole Robinson as Margaret
Kathryn Joosten as Mrs. Landhingham

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