THE WEST WING
2-18:
E P I S O D E # 40
2004/02/14 on NHK
17 PEOPLE
(17人)
-STORY-
ホインズの石油業界批判の疑念が頭から振り払えないでいるトビーはついに思い切ってレオにどういう事なのか尋ねる。そして尋ねていくうちにトビ ーが、ホインズがそのような行動に出た”矛盾”に気づいた事をレオは悟り、バートレットに相談してトビーにも彼の秘密を明かそうと考える。 その頃ルーズベルトルームではサム、ジョシュ、ドナ、エインズリー、エド、ラリーらがホワイトハウスの記者ディナー向けスピーチにジョークを 盛り込もうと必死になるがなかなかいいアイディアが思い浮かばない。気分転換に各々のスタッフが部屋を出て行くがその中でドナはジョシュに 今まで隠していた事実を打ち明ける。サムはエインズリーが、彼女の母校であるスミスカレッジでERA(男女平等法)に反対する理由が分からないで いる。一方、バートレット大統領の重病を知らされてトビーは大きなショックを受けるがやがてバートレットの病気 についての考え方を厳しく追及していく。彼の病気を知るものはトビーで16人目だ。

WRITERAARON SORKIN
DIRECTORALEX GRAVES

US TRANSMISSION DATE
4 April 2001
UK TRANSMISSION DATE
16 October 2001(E4)
JP TRANSMISSION DATE
14 February 2004
-TITLE'S MEANING-
The number of people who knows something, and Toby's one of them......he's sixteenth.

-EPISODE OUTLINE-
Who's seventeenth?

-QUOTING-
For 90 minutes that night there was a coup d’etat in this country!

INTO THE MAIN TITLE:★★★★☆

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-TEASER-
*   *   *   土曜日(議事進行妨害のあった日・・・金曜の真夜中を過ぎたので日付が変わる)の夜   *   *   *

議事進行妨害終了後、議会では上院議員が自閉症について質問している様子を映したTVをつけながらトビーは自分の部屋でボールを何度も投げて 考え事をしてい る。TVの中の上院議員が語るには、自閉症のアメリカ国民の割合は500人に1人で、第2の質問としてはこれほどの発生率でありながらまわされている 予算が他のものよりも15%低いのはどうしてなのか、だ。TVとは関係なしに考え事をしていたトビーはふとボールを止めて、また再び投げ始める。

*   *   *   月曜日(二日後)の夜   *   *   *

またもやTVをつけている中、今度は机に向き合いながらトビーは仕事をしているが、上手く考えが出ないのか何度も紙を丸めてゴミ箱に投げ入れる 。

*   *   *   水曜日(さらに二日後)の夜   *   *   *

ノートパソコンのキーボードをタイプしていたトビーはふと首席補佐官室に明かりがついているのが見え、レオの部屋まで歩いていく。そしてそれ まで頭の中で考えていた悩み事をレオにぶつける。ホインズは何故石油業界を批判したのか?世論調査をしたため、というのなら何故そもそも世論 調査をしたのか?レオはホインズが自意識過剰で人の目を気にする人間だと言うがトビーはまるで気にかけず、もしかしたらホインズが2002年の党 認候補から外されている事がどこかで話し合われているのではないかと疑う。レオはそんな事はない、と言うが気になるのかトビーはアイゼンハワー とニクソンといった過去の大統領と副大統領の関係まで持ち出してくる。あくまでレオは「考え過ぎだ」とトビーを諭す。

*   *   *   木曜日(次の日)の夜   *   *   *

再びトビーは壁に向かってボールを投げる。

*   *   *   金曜日(次の日)の朝   *   *   *

レオがまだ人もまばらな早朝のホワイトハウスに出勤する。電気もついていないマーガレットの机の上に届いてある自分宛ての手紙を読みながら自分 の部屋へと歩いてくる。そして電気をつけると、レオがかなり驚いた事に、カウチにトビーが座って待っていた。ホインズも元は大統領最有力候補 だったぐらいなのだからいずれまた出馬するつもりで世論調査をしてるんだよ、とレオは言うがトビーにはそこが解せない。彼が出馬するとしたら バートレットの2期目が終わるであろう6年後になるはずであり今、世論調査しているのは不可解だ。だがレオはあくまでも「何も知らない」の一点 張りを通す。

*   *   *   金曜日(その日の)の夜   *   *   *

だが有り得ない。副大統領が現職の大統領を対抗馬に大統領選出馬を考えた例は過去に一度も無いからだ。トビーはレオにホインズの週末の予定を 教える。バートレット元ニューハンプシャー州知事の地元ニューハンプシャー州のナシュアの半導体工場で「北東部産業のハイテク地帯における空気 清浄化産業」についてのスピーチをする予定だ。一瞬驚いた様子を見せるものの、レオは眼鏡を外して言う。

レオ:トビー、誰も、特にホインズは狡猾なやり方・・・・・・つまり、もしあいつが君が考えているような理由でニューハンプシャーに行くのなら 何かでそれを隠そうとするだろう。公式の予定ではなく何か当り障りのない理由を設けて。

トビー:でしょうね。

レオ:ならスピーチの何が心配なんだ?

トビー:なぜならそれがキリングトンへの三日間のキャンプ旅行になっているからですよ。ホインズは何故、大統領が再選にうって出ないと思っ ているんでしょうか?(ボールをつく音が聞こえる中、長い間トビーはレオを見つめる)何が起こっているんです、レオ?

レオはその質問に答えず、トビーは見つめ続ける。

-ACT ONE-
同じ日の夜の11時35分、まだオーヴァルオフィスで仕事をしているバートレットの元にレオがやって来る。バートレットはタンザニアとブリュッセ ルの大使館を、暴動を避けるために今しがた閉鎖したばかりだ。1時間だけ時間のあるバートレットにレオはトビーを自分の部屋で待たせていて、例 の秘密を話しましょう、と伝える。ホインズがエネルギー省長官のビル・トロッターに代わって石油業界批判を買って出たことを不審に思い、さらに 世論調査を行っていた事を突き止めてさらに疑念が深まったのだ。バートレットはホインズがキリングトン、バーモントへのキャンプのついでに自分 が州知事を務めていたニューハンプシャーでスピーチする予定であることを聞いて、持っていたファイルを机に叩きつける。だがレオはこれを他の スタッフの反応を予測するための”チャンス”だと考える。トビーの反応でスタッフの反応をはかろうというのだ。もしかしたら彼らはショック、 裏切られた、困惑、未来への不安感を示すかもしれない。そして文字通りバートレットの健康状態についての「全て」をトビーに明かすべきだ、と レオは進言し、バートレットもそれに同意する。早速レオはトビーを呼びに部屋を出、バートレットは一人つぶやく。「ついに始まるのか 」

サムの部屋で普段着のサムとジョシュがホワイトハウス記者のディナー用スピーチに目を通してがっかりしている。笑いを取りたいと思っているのに このスピーチには笑えるところがないのだ。書いたのはジェイ・ブリーチとジャネット・リップマン、アンディ・カイルと何人かのスタッフなのだそ うだが彼らがジョークを盛り込むのを忘れたらしい。サムは1時間以内に完成した原稿をトビーに見せたい。そこでジョシュが立ち上がってトビーの 部屋に行って記者向けディナー用のスピーチを練り直すつもりであることを伝える。だがトビーはレオに呼ばれたのでそこへ行かなくてはならない ため一緒に原稿を練れない事をジョシュに伝え、レオと一緒に広報部のオフィスを出て行く。
ジョシュはその辺を歩いていたドナに、渡した花の事を尋ねる。綺麗な花だとはドナも思っているようだがそれを贈ったジョシュの意図は分かって いるので面と向き合おうとしない。ジョシュは、ドナが仕事に就いた2周年記念に花を贈ったのだがドナが言うには彼女が仕事に就いたのは2月なの にジョシュは4月の今日に彼女に花を渡したのだ。確かに働き始めたのは2月だけどね、とジョシュは話し始める。しかし仕事を再開したのは4月だ。 ドナは4月より前に恋人の元に戻るために一度仕事をやめていたのだ。・・・・・・とジョシュに喋らせて放っておいていたのだがあまりにうるさい ので嫌になる。ところでジョシュは、サムと一緒に記者ディナー向けのスピーチにジョークを盛り込みたいと思っている事をドナに話すと、ドナは 期待の眼差しをジョシュに向ける。が、ジョシュは「誰か知らない」と言ってドナをのけ者にして笑う。どうやらこれは何かの本の中にあった古い ジョークの一つらしい。そっぽを向いてしまったドナの機嫌を取ろうとミュージカル映画「オクラホマ」('55)の登場人物の名を借りてジョシュは ドナを「Ado Annie」と呼んで花をもらった時にはどうすべきか、などと言って自演してばかりいる。もっともドナはさっさと押入れにでもしまって おきたいと思っているようだが。

ドナ:スピーチ作り手伝って欲しいの?

ジョシュ:あぁ、君ってヒステリックなぐらい笑える人(an hysterically funny person)だから・・・・・・今”an”を適切に使ったのが分か った?

ドナ:(作り笑顔で)えぇ、もちろんよ。

ジョシュ:君って本当に笑える・・・

ドナ:(顔がこわばる)一つ言っておくけど、時々、率直に言って、あなたのそのしつこいところが大っ嫌い!になる時があるの。

ジョシュ:じゃぁ花は効果あったんだ。

ドナ:えぇ、それはもう。

スチームパイプの部屋のドアを開けながら仕事をしているエインズリーのオフィスの元にサムが大声で彼女を呼びながらやって来る。2度彼女を呼ぶ が返事はなく、面と向かい合ってようやく彼女は挨拶をする。どうやらサムが大声で叫んでいるから無視したらしい。サムは彼女をスピーチのジョー ク作りの一員に加えようと思ってやって来たのだが彼女は今、明日行くスミスカレッジ用の草稿を起草している。スミスカレッジは彼女の母校で、 女性研究者団体が催すERA(Equal Rights Amendment=男女平等修正条項)のパネルディスカッションに呼ばれているというのだ。その団体の他に もレベッカ・ウォーカー、グロリア・スタイナム、アン・カルター、ナオミ・ウルフという人たちも加わるらしい。サムはERAに反対の立場を取る 女性は40%いるのにその誰とも会ったことがないと言う。するとエインズリーが手を伸ばしてジェスチャーしてサムは彼女がその一人だと分かって 驚く。嘘だ、嘘だ、と驚いているサムをエインズリーは監督教会の人(Episcopalians)みたいに言わないでよと言う。だがサムにはフェミニズム 発祥の地であるスミスカレッジでERAに反対の立場を取って議論しに行くのが信じられない。だがサムに言われるまでもなく、ノースカロライナ出身 の共和党一筋の自分が好かれるとは彼女も思っていない。それよりもエインズリーはサムが何故ここへ来たのか尋ねた事でようやくサムは本題に入っ てスピーチ作りのための面白い人物として見込んだ彼女に協力を求める。あなた、自分が面白いんだから問題ないでしょ、とエインズリーがチクリ。 だがサムが中華料理を取ると聞いてすぐにそれに飛びつく。

オーヴァルオフィス前の部屋ではTVから深夜番組が流れているのも構わずトビーとレオがそこで待っている。レオはトビーが話の内容を聞いて激昂 しないようにと、中に入っても落ち着いて話すよう勧めるがトビーは返事をしない。そしてオーヴァルオフィスからチャーリーが出てきて入れ違いに トビーとレオが中に入る。バートレットはバーボンを注いだグラスをトビーに渡してから、バーボンと呼ばれるものはケンタッキー産のものだけで後 のものはサワーマッシュ(sour mash)と呼ばれていることに最近気がついた、と彼らしく軽い薀蓄を披露する。間髪入れずに続いてアルジェリア生 まれのテロリスト、レディン・ハッサンをカナダの国境沿いで、U-haulから借りたトラックに660ccのニトログリセリンを運んで国外に逃亡しようと していたかどで逮捕した、とトビーに教える。そして国務省と情報部からのアドバイスに基づいてタンザニアとベルギーの首都であるブリュッセルの 大使館を閉鎖することにした。連邦航空局(FAA=Federal Aviation Administration)としては空港の警備を強化したいところだが週末なので 客足に響くおそれがあり、そう簡単に事は進まない。そこでバートレットは急に話を変えて話し始める。10年前のある2,3ヶ月間、ひどく疲労し、 足に痛みを覚えた。その後痛みは引いたのだが8年前に痺れや痛みがぶり返した。視界はぼんやりとするしふらふらしたこともあった。それで眼の 検査を行うと医者が瞳孔の反応に異常を確認してMRI(Magnetic Resonance Imaging=核磁気共鳴映像法)検査を受けることになった。そしてその 検査を行うや放射線技師が脳と脊髄に斑点を確認し、病名が判明した。いわゆる再発・緩解型のMSだ。
トビーはわけが分からないといった様子で尋ね返し、バートレットが答える。「私は多発性硬化症(=Multiple Sclerosis)なんだよ」。

-ACT TWO-
バートレット、レオ、トビーがオーヴァルオフィスで静かに座っている。その静かな空気を最初に破ったのはトビーだ。再発・緩解とはどういうもの なのですか?バートレットが言うにはそれはまだいいほうのMSだ、悪いほうの第2次進行期に比べればだが。MSは中枢神経のシステムに影響を及ぼす 慢性疾患だ。その兆候はいたって穏やかな麻痺から始まるものもあれば強烈な痺れから入ることもある。視覚障害、認識力の低下、ひいては命にかか わる病気だがそれはまだマシな方でこの病気には治療法がないのだと言う。おまけに再発・緩解が進行期に入る事を調べる事はできない。トビーは 短い時間の間にあまりにも重大な秘密を知らされて座って入られなくなり、バートレットに許可を求めると頭に手を当てながら柱廊に出て行く。 すぐ後にチャーリーがオーヴァルオフィスに入ってきて連邦航空局の職員から連絡が入っていると知らされ、レオは自分のオフィスに繋ぐように頼む 。

ジョシュ、ドナ、エド、ラリーがルーズベルトルームで中国料理の入った包みをテーブルの上に置きながらスピーチについて議論している。原稿を 読んでいたエドとラリーにジョシュが原稿に何の面白みもないことを確認する。ドナはジョークがすべったとき用のスピーチまで考えている。肝心 のスピーチ内容はこうだ「ここにお集まりのホワイトハウス記者クラブの皆さんに私を招待してくれたことについて感謝いたします。今夜は皆さんの 言葉の串刺し攻撃に突き刺される(stuck)のではないかと思って参りましたがどうか私にディナーの請求書を突き出す(stick)のはご勘弁くださ い」。この文章の後ろにさらに(笑)とまで入れてあるのだからたまらない。そこへサムとエインズリーが入ってきたのでサムにこのスピーチの内容 の事を尋ねるがやはりサムも「作家のリチャード・グロッシンガーっぽいよ」と不平を言う。他にもラテン語が得意なバートレットにスペイン語を 喋らせてつっこませるジョークもあるがここでエインズリーがドナに贈られた花のことについて彼女に尋ねる。ジョシュは記念日だからだ、と勝手 にフォローするがドナが話を打ち切ろうとする。ところがおせっかい焼きのサムがこれまた勝手にドナに代わってエインズリーに説明する。2,3年前 ドナはジョシュの下で働くためにボーイフレンドと別れたんだけどボーイフレンドの方からヨリを戻そうと言われてまた彼のところに戻った。だけ ど結局はまた別れて仕事に戻った、というわけだ。ドナは「何で言うのよ」という顔をしているがサムはそんなドナが自分から話すのは辛いだろうと 思って自分から言ったのだ、それでなくとも話したがりやではあるのだが。ここでエドが番組のホストにも感謝の意を表している部分を読み上げると サムは、ホストはからかえない、と言う。なら誰ならからかってもいいのか?エド、ラリー、サム、ジョシュが一斉に答える「共和党員!」。サム がふと思いついたジョークを披露する「私は今夜下院議長(Speaker)とここに来る予定でしたが彼は議会での交渉の取りまとめに苦労しているよう です。彼は結婚前の取り決めに個別条項拒否権を盛り込もうとしているんです」。ジョシュがこのジョークを褒めるとサムがグループを二つに分ける 。サムと同じグループのエインズリーはチキンがあるから反対のグループに行きたいと思っているようだが。とりあえず早く戻ってきてくれ。あと 30分でトビーを笑わせないといけないから。

柱廊にいるトビーのところにレオもやって来て、自分が知ったのは1年前、一般教書演説の2日前の夜だ、と明かす。バートレットがオーヴァルオフ ィスで倒れた夜だ。それはトビーも見ていたがあれはインフルエンザだと思っており、よもやMSの発作によるものだとは思いもしなかったようだ。 そして二人は再び、ゆっくりとオーヴァルオフィスに戻ってくる。レオはこの事を知っているのはトビーが16人目で、バートレットがレオのオフィ スから連邦航空局と話している今言えるのはそのうちの何人かまでで全員は言えない、と言う。レオがトビーに言える範囲でこの事を知っているのは ファーストレディ、主治医、放射線技師、専門医、3人の子供たちでそれ以外は言えない。

トビー:彼は健康診断を受けてる。8年前に複数の医師が診断を下した・・・

レオ:その時はちょうど緩解の時期に入っていて表には出なかった。

トビー:レオ・・・

レオ:緩解だったんだ。誰も嘘はついていない。

トビー:誰もついていない?

レオ:誰も。

トビー:誰もついていない?あなたはそうやって自分に何度も何度も言い聞かせてきたんですか?

レオ:待って・・・

トビー:何年もの間そうやってたんですか、レオ?これは史上最大の欺瞞ですよ。私でさえ・・・、(話を変える)彼はベセスダ病院で年に二度検診 を受けている。担当医は海軍の将校だ。将校までもがこれに関わっていると言うんですか?

レオ:トビー・・・

トビー:この男たちは軍法会議にかけられますよ。

軍医総監まで知っている可能性まででてきた。そこに連邦航空局との電話が終わったバートレットが戻ってきてレオに続いて、不正はなかった、と 断言する。さらにその後カナダ国境のテロリストについての近況報告をするがトビーは横を向いていて全く聞いていない。「とにかく危険があるか どうか決断を下さねばならない。・・・で?今何の話をしてたんだ?」。

-ACT THREE-
ジョシュがルーズベルトルームを出てオーヴァルオフィス前の秘書室へやって来る。今大統領執務室で話し合いをしているトビーに下院議長のジョー クを伝えに来たのだがチャーリーはそのジョークを聞くなり言わない方がいいですよと言う。何故かと訊くと、ファーストレディは記者ディナーに 参加しないためそのジョークを言ってしまえば大統領との不仲を勘ぐられる可能性があるからなのだそうだ。彼女はマンチェスターの自宅に帰って いるのだ。何が起こっているんだ、とジョシュは尋ねるがチャーリーの口から言える事ではない事にすぐに気づき、持っていた中国料理のテイクア ウトをゴミ箱に捨ててルーズベルトルームに戻る。
戻ってくるとサムが男女平等法修正の前文を読み上げている”法の下ではいかなる権利もアメリカ合衆国や性の違いを意識した州によって否定もし くは弱められたりするものではない”。ERAは1923年に起草され、72年に連邦会議で可決されたが82年、成立に必要なだけの州議会の批准を得られず に廃案となった修正条項で、ジョシュもそれに言及するが何故今そのような議論をしているのか分からない。サムはエインズリーを指してここにお わします超保守主義者フィリス・シュラッフリー(Phyllis Schlafly)がこの話のきっかけだと責任転嫁する。だがエインズリーに言わせれば男女 平等法は余分なものでしかないと言う。修正第14条で合衆国の市民としての権利で保護されているから二重の保護は必要ないというのが彼女の考え 方だ。、とそこで突然ジョシュが話を打ち切ってジョーク作りに戻りアイディアを発表する。このジョークはなかなか入り込めないパーティーと 大統領が最高司令官であることを前提にしたものだ。「ニューヨーク市長であるブルームバーグ氏のパーティーには今年はなかなか入れないという 話を聞いたが私は心配していない。私なら第82空挺部隊でパーティーに乗り込むからだ」、ドナが続ける、そして大統領はこう言うの「わぁ、こん なに静かになったのはガリレオの信号が途絶えて以来だ」、意地を張って途中から声を上げながらジョシュが続ける「うわぁ!うちのスタッフがこん なに早く履歴書を用意しているなんて記者ディナーのスピーチで私のジョークが滑って以来だ!」。声を張り上げたジョシュにドナが大声出して叫ん でも誰も笑わないわよ、と釘を刺す。「花をあげたのは誰だっけ?」「カレンダーの読めない男ね」。ゴタゴタを終わらせるとジョシュがサムを部屋 の隅っこに呼び出してファーストレディが不在のため下院議長のジョークが使えないことを教える。もうすぐでトビーを笑わせないといけないのに こんな状態でいいジョークが作れるのだろうか。サムは大丈夫だと言うがラリーが提案したジョークは映画史上屈指の西部劇の名優ジョン・ウェイン の物真似を靴下の人形で使ってやるものだ、と聞いて飯食ってるだけか、とボヤく。

トビーとバートレットがソファに前向きに向かい合って座りながら、トビーがレオから聞いた1年前の発作の話を切り出す。あれは一般教書演説の 2,3日前の夜で、インドのカシミール進行の様子を衛星写真で見た夜だった事を確認する。インドとパキスタンがお互いに核兵器を向け合っていた中 での出来事だったがあの日バートレットは発作が収まったばかりの体でシチュエーションルームで指揮をとっていた。するとバートレットが驚くよう な事を皮肉めいて言う「知ってるよ。今ここにこうしていられるのが信じられんよ」。だがあの事態は乗り切った。レオや統合参謀本部議長、国務 長官、国防長官も一緒にいた。ふとトビーが誰から薬を投与されているのか尋ねる。バートレットはベタセロンの注射を医者から受けている、とだけ 言うがトビーはそれがバートレットの奥さんであると予想する。だがここでバートレットがトビーに一線を画させる。「私の血圧が少し高い間は、 家内のことに言及するときはミセス・バートレットかファーストレディと言え」。分かりました、とトビーは静かに言う。レオからの知らせで連邦 航空局がもう2,3分だけ待ってほしい、と聞きバートレットは立ち上がって自分の机の方に向かって歩きながらレオとテロリストの件について話す。 だがトビーはバートレットが座っていたところをじっと見つめているばかりだ。空港の警備についてバートレットがレオに話し終えると今度はトビー の話を振る。当時あの部屋には統合参謀本部議長のフィッツウォレス、キャッシュマン、ハッチンソン、ベリーヒルといった長官クラスの人間もいた とレオは説明する。だが彼らの誰も選挙で選ばれていないとトビーは強く言い返す。

バートレット:私は選ばれて、彼らを指名した。副大統領も選ばれている。彼には憲法上の権限を使って・・・

トビー:いいえ、去年の5月、彼は権限を行使しませんでした。あなたが全身麻酔を受けて朦朧としているときに彼は権限を行使しなかったんです!

バートレット:それは書類に署名しなかったからで、MSを患っていたから撃たれたんじゃない!

トビー:本当にそう言えるでしょうか、大統領?極限まできていた混沌と恐怖に包まれていたあの夜の間、我々は、我々を狙ってきたのが国内の 勢力か海外のテロ リストか戦争に繋がる行為かどうかさえも分からなかったんです。それに誰が国家安全保障の命令を下していたのかも曖昧だった、それはあなた が書類に署名しなかったからです!(間を置く)考えたくはありませんがあなたの病状が予測し難いものであるなら何故どこかのファイルに署名 した書類が無かったのか?それはこうですよ(笑う)、もし署名された書類がどこかで見つかったら誰かが何故か、と訊くからです。

バートレットは苛々しながらレオの方を向く。最高司令官が襲われ彼は全身麻酔の状態に置かれていた。共犯者が逃走し、その捜査には 連邦、州、地元全ての警察機関が加わった。バージニア、メリーランド、ニュージャージー、ペンシルヴェニア、そしてデラウェアの警備隊が連邦の 指揮下に置かれていたのだ。

トビー:衛星KH-10がイラク南部の共和国防衛隊の動きを捉え、その12時間前にはF-117が飛行禁止区域で撃墜されたが副大統領に権限があったか どうかは良く言っても曖昧だった!だから国家安全保障担当補佐官も国務長官も誰が命令を下しているのか分からなかったんです!私はあの夜シチュ エーションルームにいませんでしたがあなたのポケットにある金と私の手持ちの金すべてを賭けてもいい、命令を下していたのはレオです!! (間を置く)選挙で選ばれた人間じゃない!!あの晩この国では90分間のクーデターが起きたんです!

長い間を置いて、そして壁がガラガラと崩れ落ちた、とバートレットが大げさに言う。トビーにそう言われて良かったよ。

バートレット:トビーが私の健康問題についてこんなに心配してくれたおかげで・・・

トビー:大統領・・・

バートレット:(ファイルを机に叩きつける)黙れ!!!(トビーの方へ歩み寄って)これほど大げさに騒がなければ君の 怒りに私が興味を持つこともなかったんだぞ!

その時チャーリーがドアのところに現れて連邦航空局と電話が繋がった事を知らせて出て行く。バートレットがトビーに声を荒げて言う。君が怒って いるのは私が何も言わなかったからなのかそれとも15人の人間が先に知っていたからなのか?とにかく今の私は元気だよ。そう吐き捨てるように 言うとバートレットは連邦航空局からの電話を今度はオーヴァルオフィスから取る。バートレットが電話に出る前にトビーとレオは部屋から出て行く 。

-ACT FOUR-
ルーズベルトルームでは依然、スタッフらがスピーチに入れるジョーク作りに頭を悩ませている。と、突然サムが自分たちをネタにしようと提案する 。すると早速エインズリーがサムをネタにしようと言い出し、ドナがそれを強烈に後押しする。ドナの考えたサムのジョークとは・・・・・・コン コンと誰かがドアをノックする。「誰ぇ〜?」「サムと友達の売春婦でぇ〜す!」。あまりにも強烈なジョークだがサムは思ったよりも穏やかに言い 返す。何故ジョシュは2月ではなく4月に花を贈ったのか?それは自分を捨てた男の元に戻るためにジョシュを捨てたが結局また捨てられて2度捨てら れる事になったのが4月だからだ。するとドナが何故かジョシュの後頭部を思いっきり叩く。「あなたも同罪よ」という事だそうだがジョシュは不意 打ちを食らって驚いていたがしばらくしてルーズベルトルームから出て行く。ジョシュが出てドナがサムに4月に戻ってきたときにジョシュがどれほ ど心配していたかと思う、と尋ねる。答えはゼロだ。帰ってくるなり仕事の話をするばかりか4月になるとジョシュはドナに妙な嫌がらせばかりする のだという。またもうしばらくして今度はサムがコーヒーを盛ってこようと部屋を出て食堂に向かうがチーズケーキ目当てでエインズリーもついて くる。その途中サムが今度は女性をネタにジョークを作ろうと提案する。法律で禁止されているわけでもなく給料面でも男女差はない、というのが サムの意見だがエインズリーは、当然とも言うべきか、反対する。それはあからさまな男女差別だし1964年に給料平等法が成立した当時の女性の賃 金は男性1ドルに対して59セントだった。今は79セントにまで上がってはいるがそれでもまだ差はある。だがそれもいずれは連邦政府が守ってくれる だろうとエインズリーは考える。社内でも同じポジションにいる二人の人間のうち男に給料を多く与える性差別主義者がいるからあなたは賃金格差 が生まれると思っているんでしょう、とエインズリー。だがサムは、女性は男性と違って妊娠という決定的な違いから育児休暇などの制度を取るこ とがありそのために賃金格差が生まれると思っている。だからもし男が出産に対して生物学的に責任を持つのなら全ての会社が特別手当を設ける事 になるだろう。食堂に着くがそれよりもサムはエインズリーがERAに反対する理由が未だに分からないと繰り返す。エインズリーによれば政府が新た な法律を作ることで自由が脅かされるから必要最低限の法律だけあればいいとのことだ。それに私は共和党員よ。それまでサムと議論しながら喋って いたエインズリーは辺りをクルクルと見回しチーズケーキのシェフがいない事に気づき、サムに騙されたと思ってトレイをサムにつき返す。

柱廊で頭を抱えながら腰をかけているトビーのところにバートレットの公邸の方からレオが来る。バートレットは今度は公邸の方から連邦航空局と 電話で話しているらしい。ふとホインズは知っているのか、とトビーが尋ねる。そう、彼も16人の一人だ、とレオは答える。彼も大統領のMSの問題 を知っている。ようやくトビーはホインズの石油業界批判の真の意図を理解する。ホインズはバートレットが自身の健康問題のために2期目には出馬 しないと思っているのだ。今はマンチェスターの自宅に戻っているアビーも一般教書演説の後、演説の最高責任者であるトビーに文句を言っていた がトビーはそれも理解する。彼女が病気を患う夫と2期目には出馬しないという約束を取り交わしていたのだろう。なのに演説の論調は再選に向けて のアピールが強かった。そこで裏切られた気持ちが湧いて出ると同時に彼女も気づいたのだ、バートレットが2期目に出馬する意思があることを・・ ・。ホインズが14人目なら15人目は誰か?答えはDr.デビッド・リー、ジョージ・ワシントン病院の麻酔医だ。彼はベタセロンについて知っておく べき立場にあったのだ。だが誰も彼を監視してはいない、とレオははっきり言う。彼には何でも好きなことを言うだけの権利があるのだから。しかし そうなればこの件が漏れるのは時間の問題だとトビーは考える。ホインズのニューハンプシャーのキリングトンへの旅行は決定的だ。レオはその行動 を馬鹿げていると言うが実際のところ民主党に対して責任のある行動に出ているのはホインズだけかもしれない。アイ オワの選挙集会まであと7ヵ月半もないというのに大統領が再選にうって出ないとは誰も言わないからだ。この秘密が世間に暴露されればバートレッ トは終わりだが自分たちから公表すれば別かもしれない。それは民衆も理解してくれるかもしれない。アイゼンハワーやケネディのように病気を患 っていながらそれを隠し通し、大統領になった人物は過去にも何人かいたのだ。彼らはそれぞれが国に対して責任のある行動をとってきた。トビー が思うに道は5つある。
  1. 出馬を諦める
  2. 出馬するが負ける
  3. 出馬して勝つ
  4. 聴聞会、聴聞会、聴聞会
  5. 告発・ 弾劾
レオ:彼は法律を破ってはいないぞ!

その時オーヴァルオフィスからのドアが開きチャーリーから、バートレットがこちらに向かっているとの連絡を受ける。チャーリーがドアを閉めて 中に戻る。

トビー:もう一つ言っておくことがあります。弾劾されるのに法律を破る必要はありません。

レオ:トビー、さすがにそこまでいく事はあり得んよ。

トビー:あなたがそう言った正確な日にちと時間を書き留めておいてください。

ジョシュが外れて、サムとエインズリーがコーヒーを入れにいくために席を外したルーズベルトルームにはエドとラリーとドナだけしか残っていない 。ドナが、自分はドライなウィットに富んだジョークが持ち味だ、と独り言のようにエドとラリーに説明している。ドライなウィットはまるでマティ ーニのようだとか何とか言ってから言葉に詰まるドナ。もうどうでもよくなったらしい。そこへサムとエインズリーがトレイにコーヒーを乗せて 戻ってくる。まだジョシュが戻っていないことにサムが気づくとドナがジョシュの様子を見に部屋を出て行く。ドナが部屋を出た後、サムがまたもや アイディア・・・というよりはエインズリーに対してのあてつけをする。今日からサムは共和党のパーティーに出席できるようになった。何故か? 共和党は自由を愛する人々だし・・・。それにチキンも、とエインズリーは付け加える。だがその共和党員は普通ERAも信じている。なのに何故エイ ンズリーは反対するんだ?

エインズリー:それが屈辱的だからよ!私たちが投票して出来上がった新たな修正案は法の下に男女が 平等であると宣言されている。ということはそれまでは平等じゃなかったという事の証明に他ならなくてこれは屈辱的な事よ。私はあなた方の保護を 特別に受ける必要のある種族じゃないの。それを白人の年老いた男たちに権利を認めてもらいたくなんかないのよ。

ひとしきりまくしたてるとエインズリーはピーチを求めて再び食堂へと向かう。取り残された感じのするサムはエドとラリーに「反論は出来るけど 僕もそれほど暇じゃないからね」と負け惜しみのような事を言う。

明かりもまばらな薄暗い廊下を歩いてドナがジョシュの部屋に着き、声をかけると小さい階段の上に立って棚の一番上のところの何かを探していた ジョシュの上にその棚の上にあったファイルやらバインダーやらが一斉に落ちてくる。サムの言っていたスピーチを探していたらしいのだがそれは コンピューターに入っててジョシュにはどこにその中のどこにあるのか分からないらしい。一緒に物を拾いながらドナが「あぁ・・・ジョシュ、 ジョシュ、ジョシュ」とつぶやいてから真面目に話を切り出す。この仕事は私にとってのセカンドチョイスなのよ。だが、そうか、この仕事が君に とってのラストチョイスで良かったよ、と茶化すジョシュ。さらにドナからのプレゼントと聞いてすかさず、カトリック学校にいたころの制服を着て 来るのは嬉しいけど・・・と妙な妄想まで膨らますがドナは真面目に聞いてもらいたがっている。ドナがこの仕事に戻った時、彼女の足首には怪我の あとがあったがその時のドナは、凍結防止剤を撒かなかったから滑って転んだ、と言っていた。だが本当は違う。彼女は交通事故に遭っていたのだ。 その時彼氏に電話して病院に迎えにくるように言ったのだがその彼は来る途中で友人とビールを飲んでいたのだという。ジョシュもこれには驚く、 ドナが自分に嘘をついていて、彼女の事を何も知らされてなかった事に。ここでドナが言いたいのは、彼女の方から彼を捨てた、という事だ。だから もう思い出させないで欲しいのよ。私が覚えてるのはあなたが信用する理由は何もないのに何も聞かずにもう一度私を雇ってくれて、 いつもは馬鹿にしてた彼氏の事をその時だけは馬鹿にしなかったからだ。今度はジョシュは彼を馬鹿にするだろうか?いや、しない 。ただジョシュは「なんてとんでもないクソヤローだ」とだけ言う。そしてドナはジョシュがその彼氏よりはずっといい人だと認める。

ジョシュ:僕はただ、君が事故に遭っていたらビールなんかのために立ち止まったりはしないって言ってるだけだよ。

ドナ:あなたが事故に遭っていたら私も赤信号で立ち止まらないわ。もう一度雇ってくれてありがとう。

あのお花綺麗だったわ、と言ってドナはジョシュの部屋を出る。

オーヴァルオフィスではトビーとレオが座りながら連邦航空局と話をしていたバートレットが公邸から帰ってくるのを待っている。ふとトビーが空港 の強化を図らない理由を尋ねる。そこへバートレットが現れチャーリーに連邦航空局と連絡を取りたい、と告げる。レオが先ほどのトビーの空港警備 についての質問をバートレットに伝える。それにバートレットが答える。彼らの持つスキャナーを使うと250人の乗客を調べるのに1時間はかかる。 身分証明写真も通常は1枚なのに2枚必要になる。そうなると否が応にでも遅れが生じてしまいこれが問題となるわけだ。ここでチャーリーから連邦 航空局と繋がった、と連絡が入る。受話器を取ると電話の相手のハルに空港の警備レベルを2にするようにし、5分以内に文書にしてそちらにまわす 事を伝えると受話器を下ろす。

バートレット:私は君に謝るつもりはないぞ、トビー。

トビー:何故なのか尋ねてもよろしいですか?

バートレット:何故なら君はMSにかかっているわけでもなければ妻もいないし3人の子供たちもいなければ空港を封鎖する必要もないからだ。私の 全ての部分が君のものではないんだよ。これは個人的な事だ。私は自らその権利を放棄するつもりはない

トビー:これを知れば多くの人は詐欺だと捉えるでしょう。まるで有権者の決断を代表する立場にあるあなたがその彼らを否定したと取られる事に もなるはずです。一般的に言って、彼らもまた同様にその権利を自ら放棄するつもりはないんです

バートレットとレオは不意打ちを食らったかのように顔を見合わせ、黙ってしまう。とにかく近い将来に弁護士と話したほうがいいでしょう、と トビーが提案する。渋りながらも、バートレットもそれに同意する。

トビー:それはそうと17人(17 People)です。

バートレット:何だって?

トビー:あなたも知る者の一人だ。まだあなたを数えてなかったんです。あなたで17人目 (17 People)ですよ。

バートレットとレオは再び虚を突かれた表情になる。バートレットは眼鏡を外すとため息をついて机に両手をつく。

バートレット:分からない。信じられないほど愚かだったのかもしれん・・・、本当だよ。自分でもどう すればいいのか分からないんだ。(長い間を置く)すまない・・・本当に

そしてトビーは記者ディナー向けスピーチのジョーク作りに参加するためにオーヴァルオフィスのドアを閉めずにそこを後にする。また明日会う事 になるだろう。

先ほどまでの冷ややかな空気とは違いルーズベルトルームはジョーク作りに必死になっているスタッフたちの熱気で満ち溢れている。エドやラリー らが疲労しているトビーを笑わそうと必死になってジョークを披露する。レイムダックやらナスダックやら。何か考え事をしているトビーに誰かが トビーのボールを投げる。驚いてトビーはそのボールをキャッチする。そしてトビーの後ろに見えるオーヴァルオフィスのドアをレオが閉める。

-END-
Starring
Main Cast
Rob Lowe as Sam Seaborn
Dule Hill as Charlie Young
Janel Moloney as Donna Moss
Richard Schiff as Toby Ziegler
John Spencer as Leo McGarry
Bradley Whitford as Josh Lyman
And
Martin Sheen as Jed Bartlet

Sub Cast
Emily Procter as Ainsley Hayes
Peter James Smith as Ed
William Duffy as Larry



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