THE WEST WING
1-11: LORD JOHN MARBURY(ジョン・マーベリー卿)
TELEPLAY | : | AARON SORKIN PATRICK CADDELL |
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STORY | : | PATRICK CADDELL LAWRENCE O'DONNELL JR. |
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DIRECTOR | : | KEVIN RODNEY SULLIVAN |
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US TRANSMISSION DATE 5 January 2000 UK TRANSMISSION DATE 27 March 2000(Sky), 29 March 2001(C4) JP TRANSMISSION DATE 20 December 2002 |
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-STORY-
インド軍がカシミール侵攻をしている様子を衛星が捉えたとの知らせが入り、ホワイトハウススタッフは核戦争への拡大を懸念する。レオはCJにはまだ知らせない事を他のスタッフに確認したために後に彼女の怒りを買う事になる。ジョシュは、情報公開法を後ろ盾にしたクレイプールからの召喚状に応じ、宣誓証言へと赴く。バートレットはレオの反対を押し切って
インド・パキスタン問題に関しての専門家である駐インド英国大使のジョン・マーベリー卿を呼び寄せようと考える。
バートレットは軍事問題に加えて、チャーリーとゾーイが付き合おうとしている事にも頭を悩ますが結局は二人が付き合う許可を出す。2回目の宣誓証言にサムと一緒に赴いたジョシュはクレイプールが思わぬところまで情報を掴んでいる事に驚き、サムが話を途中で締めくくらせる。ホワイトハウスに到着したマーベリー卿は国連が提唱した2週間の期限を使って紛争の解決に全力を向けて支援するとバートレットに約束する。
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-TEASER-
ワシントンの国家偵察局では、インドの軍隊が護衛艦2隻、駆逐艦4隻を引き連れパキスタンに侵攻している様子を衛星が捉えたところだ。
士官たちはホワイトハウスに連絡を入れる。
ジョシュが、ドナをゴルフのキャディに誘っているところにラリー・クレイプールから召喚状が届く。47度目にしてようやくジョシュはそれを
受け取る。終わるとまたキャディの誘いを続けるジョシュ。春までにキャディに慣れてほしいそうだ。
シチュエーションルームに大統領とレオが入ってくる。フィッツウォレスおよびその他の参謀から25分で30万人の軍隊が移動したことを知り、
大統領は驚いている。「CIAは何も掴んでなかったのか?」、と。CIA長官に激を飛ばすと、参謀たちに24時間以内に国家安全保障に関する
報告の準備に入るよう促す。
-ACT ONE-
CJを除いた大統領スタッフがカシミール侵攻に関するミーティングを開いている。トビーやジョシュもCIAを非難している。国連安保理が停戦を
呼びかけるそうだ。トビーの考えでは、インドとパキスタンが戦争状態に突入したら核兵器の使用もあり得ると指摘する。CJがやってくるが
レオはパキスタンのカシミール侵攻の話を伏せる。
バートレットに会いにきたゾーイがチャーリーをデートに誘う。
ジョシュが召喚されたことをサムに話す。サムは"本物の"弁護士を同席させるようアドバイスする。そこへマンディーがやってきてサムに頼み事を
する。共和党のマイク・ブレイスの下で働きたいからジョシュとトビーをサムに説得してほしいというのだ。サムは断りたいがジョシュやトビーより
物分りがいいと言われて渋々引き受ける。
CJがブリーフィングでカシミールの国境地帯で軍隊に動きがあるんですか、との質問を受けるが真剣に取り上げず、情報源を変えたら?とだけ返す。
シチュエーションルームにて、インド・パキスタン両国ともに互いを罵り合い、軍隊を引っ込めて譲歩する気が全くない事を知らされる。
バートレット:戦いの火蓋はきられたわけだな。
レオからパキスタン侵攻の話を聞かされCJはようやく自分一人が重要な戦局から蚊帳の外に置かれていたことを知り、正確な情報を有していた記者を
見下したことを後悔する。レオはあまりCJに同情する様子を見せない。
-ACT TWO-
ジョシュがクレイプールの召喚状を受け一人で宣誓証言に赴く。ジョシュがホワイトハウス職員の薬物調査を内密に行っていた件で召喚されたのだ。
クレイプールは彼の属する"自由を守る会"の団体がジョシュの調査記録の公開を求めている、と言う。そのような調査記録は存在しない、と答える
ジョシュ。クレイプールの質問に身じろぎもせずに堂々と答え、宣誓証言に先立って召喚された事をサムとドナに言ったかも、と言う。
クレイプール:宣誓に関してその二人に何て言いました?
ジョシュ:お陰で時間の無駄遣いだ、と。(少し笑う)
クレイプール:(少し笑う)他には何と?
ジョシュ:確か、あんたの起こしたクソくだらない訴訟が・・・
クレイプール:何故くだらない?
ジョシュ:あなたが訴訟を起こしたのは真実を追究するためではなく、バートレット大統領を憎み、大統領のスタッフを憎み、新聞を賑わせ金を稼ぐ
ためだ。今日と明日の2時間ずつで決着をつけよう。(周りを見渡して)誰か僕にコーヒー持ってきてくれる?
オーヴァルオフィスでエドとラリーがCJにパキスタンとインドに関する無意味なデータを披露している。サムはトビーにマンディーの頼みごとの件を
話すが予想通りの答えだ。「信じられん」、とトビー。
ジョーという政府の高官が大統領とそのスタッフにインドとパキスタンの核兵器保有の現状を話している。兵器の開発には金を惜しまないにもかかわらず
安全対策が無頓着であるという。兵器開発だけに集中しすぎて指揮系統や発射システムが全くのお粗末だというのだ。その上両国は事あるごとに
一貫性のない意思決定システムを見せつけるため、有事に何が起こるか予測できない。
バートレット:後はストレンジラブ博士を連れて来れば準備完了だな。(Dr.Strangelove...名匠スタンリー・キューブリック監督の
ブラックコメディ映画「博士の異常な愛情」('64)の主人公で、本当にどうでもいい理由から核のボタンを押して、世界を破滅させる様子をブラックな
ユーモアたっぷりに描いた問題作。IMDBの調査によれば映画TOP250の10番前後に位置する事から
もこの映画の評判の良さが伺えるはずだ)
ジョーが部屋を出ると、大統領はインドに関するエキスパートを迎え入れる提案をするがレオは名前を聞くまでもなく嫌な顔をする。
レオ:冗談でしょう?
バートレット:いい奴だ。
レオ:とんでもない。
バートレット:面白くて。
レオ:危険人物だ。
サム:誰です?
バートレット:ジョン・マーベリー卿(Lord John Marbury)だよ。元は在ニュー・デリーのイギリス大使だった。
サム:今どこに?
レオ:おそらくリハビリ施設だろう。
レオには残念だが結局招くことになりミーティングは終了する。
部屋を出るとサムが再びトビーにマイク・ブレイスの件を頼もうとするがトビーは
聞く耳をもっておらずCJと話そうとする。彼女をプロだと思うならやめたほうがいい、とサムは止めるがトビーは無視する。
トビーはCJがマスコミと仲良くなりすぎることを危惧しているがCJは記者から、ホワイトハウスから信用されてない、と見られる事を痛ましく
思っている。
CJ:嘘をつかせるためにカシミールの事を黙ってたんですか?
トビー:君が嘘をつかなくてもいいように何も知らせなかったんだ。
CJの部屋を出るとトビーは、宣誓証言から帰ってきたジョシュとバッタリ会い、明日の宣誓証言には弁護士経験のあるサムを同伴するように言う。
チャーリーがゾーイに誘われたことをバートレットに告げるが、中国大使との会談を間近に控えていてタイミングが悪い。レオにその事を告げると
レオはニヤニヤして楽しんでいる。
中国大使によればインドのカシミール侵攻に対して中国も軍を送り込む可能性があることをほのめかす。中国にとっても見過ごせない問題なのは明らかだ。
もはやこの加速する展開の速さを止めるには外交手腕に長けているだけでは解決は無理だろう。
-ACT THREE-
マンディーは話がうまくいかなくても何度も食い下がってくれるようサムに頼む。マンディーが共和党員の仕事をしたがっている事を知るとジョシュは
彼女を殺してやりたい、と言う。二人はこれから宣誓証言に向かう所だ。
大統領が今度はパキスタン大使と会談する。国務省によればパキスタンはインドを挑発し更に中立地帯にまで入ったのだと言う。パキスタン大使は否定し
、カシミールの人々は国連の民族自決権で保障された人権を求めているだけだそうだ。大統領は共存してくれるよう望むがパキスタン大使はインドのような
"犯罪者"と共存するつもりはないと言う。外交による解決は再び失敗に終わったようだ。
大統領が再びレオと、チャーリーとゾーイの関係について話す。
バートレット:「招かれざる客」('67)のラストのスペンサー・トレイシーのような気分だよ。
レオ:なるほど。
バートレット:人種差別の問題だよ。
レオ:私はただ・・・
バートレット:問題は人種じゃなく、チャーリーが男で、ゾーイが女だという事だ。言うまでもなく彼のほうが年上だしな。
レオ:2つ違いじゃないですか。
バートレット:男はその2年でいろいろと学ぶんだよ。
次はインド大使との会談だ。何とか妥協点を見つけなければならない・・・。
ジョシュが隣にサムを座らせてクレイプールとの2度目の宣誓証言に挑む。職員が違法なドラッグを使ったという事実は存在しない、とジョシュは宣誓の
上で言う。クレイプールが核心を突いてくる。アルコール依存症の人はいないのか?そしてレオ・マクギャリーは依存症なのか?、と。ジョシュは黙秘し
サムがクレイプールの訴訟内容に反していると反論する。クレイプールが訴訟を起こしたのは、ホワイトハウスにおける違法な薬物使用に関するジョシュの
調査記録の提示、なのだ。「裁判官も僕の意義を認めますよ」、とサム。だがクレイプールはどこからかシークレットサービスのレオのファイルを入手して
いる。違法な経路を経て入手したファイルだが、クレイプールの訴訟理由に適っているのでジョシュはクレイプールの質問に答える義務がある。
だが、レオを守りながらこの質問に答えるとなるとジョシュは偽証せざるを得なくなる。そこでサムが宣誓証言を打ち切り、延期を求める。帰り際に、
政府にあるまじき人間を・・・、と言われジョシュがクレイプールの胸ぐらを掴み上げる。サムが引き離すと「ゲス野郎め。レオをつけまわすなら
あんたを叩き潰してやる!」と言う。
インド大使との会談が続いている。大統領はインドとパキスタンは核兵器を保有しているのみならずすぐに戦争を起こしたがる、と指摘する。一方の
インド大使は二度と支配下に置かれないためにも核兵器が必要なのだと強調する。3度目の外交も失敗になるようだ。
インド大使が出て行くと今度はレオにとって悪夢の瞬間がやって来る。ジョン・マーベリー卿の到着だ。マーベリー卿はどこかふらふらしながら
執務室に入ってくる。もう10回以上会っているのにレオは名前を覚えてもらえず今度は執事と間違われた。マーベリー卿はタバコの火を欲し
がっているが腹いせか、規則だからかレオはオーヴァル・オフィスでは禁煙だと言う。大統領は力を借してくれ、と頼む。
-ACT FOUR-
トビーが先ほどの件でCJに謝りに来た、と言うが実際にはなかなか謝ろうとしない。これがトビーの"謝り方"なんだろう。ジョシュがサムと宣誓証言から
帰りトビーとCJを部屋へ入れて宣誓証言での事を話す。マンディーが例の件でやってくるがサムは今度はきっぱりと出来ない!と否定する。彼女は民主党
のホワイトハウスで働いているのだ。共和党で働くつもりならホワイトハウスを去らなければいけないし、メディアコンサルタントとしての彼女の
仕事は戦いを終わらせるのではなく勝つ事なのだ。よって両党のために働く事は出来ない。ジョシュに呼ばれサムは部屋を出る。
レオがマーベリー卿の話に反対を表明するがやはり名前は覚えてもらえていない。例によって「名前なんだっけ??」という調子だ。だがマーベリー卿は
はっきりと言う。インドとパキスタンは独立を勝ち取ってから大掛かりな戦争を3度もしているがアメリカの情報局は何も掴めず、無力だ。戦争の根底に
あるのは宗教であり彼等はその信念のためなら核戦争をも恐れない、と。電話が入りマーベリー卿は一時退室する。
レオも一時席を外すとスタッフが集まっている。ジョシュは、宣誓証言は失敗に終わったのでレオの方も"戦い"を勝ち抜く覚悟がいる、と告げる。
ジョシュ:準備はいいですか?
レオ:あぁ。
ジョシュ:何でも力になります。それだけ言いたかったんです。
レオとマーベリー卿が部屋の外に出てるのでバートレットはすることがない。チャーリーが入ってくるとバートレットは黙示録の一節がどうしても
思い出せない、と言う。バートレットはチャーリーを座らせ、彼女と付き合う気があるならそうすればいい、と付き合いを許可する。だが黒人の青年が
白人の大統領の娘と付き合ってる事を良く思わない人間もいる。そういう人間には注意するんだ、手始めに郵便入れにも注意しろ、
とバートレット。
レオとスタッフが部屋に入ってきてジョシュの宣誓証言の話を伝える。そして大統領もレオを応援する。そこへマーベリー卿が戻ってくる。先ほどの電話は
国連のイギリス大使からで、停戦調停が2週間行われるとの事だ。レオは相変わらず嫌な顔をするが、マーベリー卿は2週間のみならずこの紛争を解決
するまで手助けしてくれるそうだ。
マーベリー:あなた方は・・・恐れてる。それも当然だ。16世紀のカトリックとプロテスタントの戦争以外に西洋社会はアジアのような激しい宗教対立を
経験していないんだからな。まぁ事情を知らないものには両国間の感情的な衝突など集団ヒステリーぐらいにしか思えないだろう。だが、(イギリスの)
王室からもお墨付きを頂いているように私は彼らを深く理解している。
バートレット:ジョン、黙示録の一説に馬の出てくる・・・
マーベリー:「見ていると青白き馬が現れた。それに乗る者の名は"死"と言い、黄泉の国が付き従っていた。」
バートレット:君も恐れてるのか?
マーベリー:2週間で戦争を食い止められるか、という事ですか?
バートレット:そうだ。
マーベリー:出来ます。
バートレット:よし。
マーベリー:しかし・・・・・・(タバコを取り出して)その前にひとつ、火を・・・。
バートレットがライターを投げ、マーベリー卿は少し驚くが受け取ると二人とも微笑む。
(画面が暗くなり)ライターの火を灯す音が聞こえる。
-END-
Starring
Main Cast
Rob Lowe as Sam Seaborn
Moira Kelly as Mandy Hampton
Dule Hill as Charlie Young
Allison Janney as C.J.Cregg
Richard Schiff as Toby Ziegler
John Spencer as Leo McGarry
Bradly Whitford as Josh Lyman
And
Martin Sheen as Jed Bartlet
Sub Cast
Roger Rees as Lord John Marbury
John Amos as Percy Fitzwallace
John Diehl as Claypool
Iqbal Theba as Indian Ambassador
David Doty as Military Officer
J.David Krassner as Jack
Peter James Smith as Ed
Bill Duffy as Larry
Janel Moloney as Donna Moss
Devika Parikh as Bonnie
Melissa Fitzjerald as Carol
Kim Webster as Ginger
Suzy Nakamura as Cathy
Nicole Robinson as Margalet
Renee Estevez as Nancy
Kathryn Joosten as Mrs.Randigham
Timothy Busfield as Danny Concannon
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