3-21 | : | E P I S O D E # 67
2005/03/15 on NHK |
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-STORY- ブロードウェイで上演される「薔薇戦争」の鑑賞とクマーの国防大臣シャリーフとの会談の日が近づく中、シャリーフを暗殺するかどうかを最後 まで悩むバートレットに対して、シャリーフに情が移ることを心配したレオは会談をするべきではないと提案する。チャーリーは大統領の秘書候補 としてかつて自分を雇ったために解雇されたデボラ・フィダラーという女性のもとを訪ねるが彼女が精神安定剤を飲んでいることを知る。CJとサイ モンは警備の話でまた一悶着起こすが脅迫者が捕えられたという知らせを聞いてから自由に付き合えるようになった二人はデートをする約束を交わ す。そしてCJはブロードウェイへ、サイモンは近くの雑貨屋へとそれぞれ行くが・・・。劇の途中で席を離れたバートレットは遅れて劇場に到着し たリッチー知事と会い見え、そしてレオからシャリーフ暗殺の決断を迫られる。 |
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C.J. Cregg and Simon Donovan |
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サイモン:エージェントに「外に出て新鮮な空気にあたりたい」と一声かけるだけで彼はついてくるんだから。 CJ:大統領の警備任務のど真ん中にもいる私にいったい何が起こるって言うの? サイモン:君の身に何が起こるかなんて分からない。分かればそんな簡単なことはないんだよ! CJ:怒鳴らなくてもいいじゃないの。 サイモン:僕は大人になってからずっと誰かを守る側に立ってきたけど、守る側と守られる側の立場を逆転させる事を僕に真剣に考えさせたのは君が 初めてだよ。 CJ:あらごめんなさい、それって私が魅力的だからかしら。 サイモン:(皮肉めいて)あぁ、そうだよ。びっくりするぐらい魅力的だね。 CJ:もしかして怒ってるの? サイモン:君は初日から、何か起こるたびにまるで僕に全ての非があるかのような態度を取ってきただろ。 CJ:あなたのせいだなんて思っていないわ、それどころか感謝してるぐらいよ。 サイモン:僕を好きな素振りを何度も見せているけど実際のところは・・・ CJ:あなたが好きよ。 サイモン:その割には僕を置いて行ったりで僕の事を見てくれないじゃないか。こんなの馬鹿げてるよ! CJ:だから好きって言ったじゃない。 サイモン:別の意味だろ! CJ:そうよ、だからキスしようとしたんじゃない。 サイモン:してないって言ったじゃないか! CJ:嘘ついたのよ、おバカさんね。 サイモン:そうかい、やはり僕は守られる側に立つよ。 CJ:恥ずかしくて言えなかったのよ。 サイモン:言わなかったんだろ。前にも言ったがキスすることは許されていないんだよ! CJ:言い訳に聞こえるけど。 サイモン:そうじゃないよ。君は誰かに命を狙われてるんだぞ、それなのに・・・。バーニーのデパートで君のドレス姿を三秒間見ていたその隙 に脅迫者が出てきたら・・・それなのに・・・ CJ:私に見とれてたの? サイモン:君は車の講習を受けている女の子と同じなんだよ。グロテスクという理由で生々しい事故のビデオは見ないで飲酒運転についての大事な 知識が欠落してしまう、そういうタイプだ。 CJ:(笑う)それいったいどういう例えなの? その時携帯電話に連絡が入り、電話に出るサイモン。その間もサイモンに喋り続けるCJ。警護のことについて真剣に考えて欲しいと彼が言うの はCJも分かってはいるが、私は私の人生を楽しみたい、とも言う。だが電話で話し中のサイモンの耳に届くばかりか会話の邪魔をされて不快にすら 思われてしまうCJ。サイモンが電話を切ると再びCJに向かって話をする。 サイモン:捕えた。 CJ:何の話? サイモン:シークレットサービスがペンシルベニアのトレントン駅で脅迫者の電車を止めたんだ。 CJ:どこに向かってたの? サイモン:ここだ。でもこれで君には何もできなくなった。 CJ:終わったのね。 サイモン:後は書類整理だけだ。 CJ:私のことよ。 サイモン:あぁ。 CJ:ありがとう。 サイモン:とんでもない。 CJ:本気でよ。 そう言うとCJはサイモンの頬にキスし、二人の仲はさらに近くなり、やがては情熱的なキスを交わすまでに至る。キスが終わりその余韻に浸ると、 ゆっくりと優しく話し始める。 CJ:ありがとう。 サイモン:もう車を運転できるよ、人ごみの中も歩けるし、グレープフルーツを食べたり君のしたいように。 CJ:飲んだりすることも? サイモン:もちろんだ。 CJ:お芝居の後で会えないかしら? サイモン:いいよ。 CJ:良かった。 サイモン:どこで会う? CJ:あなたの好きなところでいいわ。 サイモン:それじゃこの場所はどうかな? その時近くで大統領の乗る車の到着を告げるサイレンが鳴ったのを聞いてCJはしばしの別れを惜しむ。 CJ:仕事に戻らなくちゃ。 そう言うとCJは振り返り、大きな笑みを浮かべながら大統領の降りてくるリムジンのほうへと歩いていく。サイモンも一瞬顔が緩んで笑みをこぼし てしまうがすぐにまたプロの顔へと戻る。 |
芝居をバルコニーから鑑賞し続けるバートレット。劇の女性が謡う〜決して許されざるは彼が王である事、そして彼が王でない事。私たちの命があ
るうちに彼を死なせてあげましょう、時をかけてゆっくりと〜 劇が続く中、バートレットは自ら席を立ち、一方でCJもシークレットサービスの
ロン・バタ
ーフィールドから呼び出されて席を立つ。そして外でフラッシュが何度もたかれている中ロンからサイモンに関する哀しい知らせを受けて呆然とす
るCJ。最初はただの伝達ミスか何かだと思っていたが少しずつ話が呑み込めてきたのかその場を離れて重い足取りで現場へと向かう。 犯行現場の雑貨屋にはサイモンが知らせたニューヨーク市警が到着し、皮肉にも彼の遺体の写真を撮っている。彼の遺体はまだ動かされておらず、 その周りにはいくつもの花が散り散りに落ちている。 |
I heard there was a secret chord That David played and it pleased the Lord, But you don't really care for music do you It goes like this the fourth the fifth, The minor fall and the major lift The baffled king composing hallelujah Halleluja, Halleluja, Halleluja, Halleluja |
Your faith was strong but you needed proof You saw her bathing on the roof Her beauty and the moonlight overthrew you She tied you to a kitchen chair She broke your throne, and she cut your hair And from your lips she drew the Hallelujah Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah |
人ごみ、イルミネーションの光、そして混沌の中を目に涙を潤ませながらタイムズスクエアを歩くCJは途中、嬉しそうに連れと歓談している通行人
と肩をぶつけてよろめく。 しばらく歩いてから立ち止まるとベンチに腰を掛け、犯行現場の方向に少し目をやったかと思うと今まで我慢して いた思いが急に溢れてきたのかその場で思いっきりむせび泣く。一旦泣き止んだかと思えばまた再び顔に手を当てて涙を流し、やがて泣きながら上 を向くCJ。 サイモンの横に落ちている花は赤と白の薔薇でそれは彼がCJのために買おうとしていた物だった。 犯行現場にやって来たロンはプロの表情を崩さずにサイモンの遺体の前に膝をつき、彼の様子を目にする。 |
ジョシュは彼の手腕で失業に追い込まれたエイミーのアパートにやって来て彼女を訪ねる。彼女は月曜に辞任する事を決めていると言う。理由は彼
女の持っていた政策プランがものの1時間で正反対にされて扱われたからだ。そう言いながらエイミーは冷蔵庫の扉を開け、中から氷を取り出す。
エイミー:リッチーとの会談をセッティングしたのも票を稼ぐためだったの? ジョシュ:僕はデートサービスじゃないよ。 エイミー:(扉を強く閉め大声で)じゃいったいどういう事なのよ!? |
Baby I've been here before I see this room I've walked this floor I used to live alone before I knew you I've seen your flag on the marble arch But love is not a victory march It's a cold and it's a broken Hallelujah Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah |
There was a time you let me know Whats really going on below But now you never show it to me do you? I remember when I moved in you And the holy dove was moving too And every breath we drew was Hallelujah Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah, Hallelujah |
ジョシュ:まともな民主党員は団結して大統領の側につく、僕だって遊びじゃないんだ! エイミー:まともな民主党員は人を導くのが仕事で、従うことじゃないわ! 何度負けても政府に抵抗すると言い切るエイミーに対して、そこが君の怖いところだよ、とジョシュ。リビングの電話が鳴り、それを取 りに行く前に、ありきたりな価値観の強さをシンボルとして打ち出すために貧しい女性に罰を与えようとするあなたをお祝いするわ、と皮肉たっぷ りに言うエイミー。ジョシュは、リッチーが大統領になる事の方が事態が悪くなる事を考えてもいいんじゃ ないか、と言うが、電話の内容を聞いたエイミーは驚いてジョシュに告げる「サイモン・ドノバンが撃たれて亡くなったそうよ」。ジョシュも話すの を止めて電話を取る。 |
England arise. Join in the chorus. (イギリス全土を挙げて、共に歌おう) This is a new made song, (新しく作られたばかりの歌を) You should be... singing. (一緒に) See in the skies, fluttering before us, (空を見上げれば、後をついて来る者がいる) What the bright bird of peace is bringing. (鮮やかなる平和の鳥がさえずっている) Ah... |
See upon a smiling land. (笑顔の絶えない土地を見下ろせば) Where the wealth of nations stand. (そこには豊かな国が築かれ) |
Where prosperity and industry, (繁栄と産業が) Walk ever hand in hand. (手を取り合って歩いている) |
Where so many blessings crowd. (祝福された民の住む国) 'Tis our duty to be proud. (誇りを持つことが我らの義務) |
Up and answer English yeoman, (イギリスの自由民よ、今こそ立ち上がり) Sing it joyfully aloud! (この喜びを高らかに歌い上げよう) |
Every garner filled with grain, (倉には穀物が溢れ) Every meadow blessed with rain. (牧草地は雨で溢れ) |
Rich and fertile is the golden corn, (豊富で肥沃な黄金色のとうもろこしは) That bears and bears again. (何度も何度も実を結ぶ) |
Where so many blessings crowd. (祝福された民の住む国) 'Tis our duty to be proud. (誇りを持つことが我らの義務) |
Up and answer English yeoman, (イギリスの自由民よ、今こそ立ち上がり) Sing it joyfully aloud! (この喜びを高らかに歌い上げよう) |
Upon our country, (我らが国に) God will pour his rich increase, (神は栄華を授ける) |
And victorious in war (そして戦争の勝利は) Shall be made glorious in peace. (輝かしい平和をもたらす) And victorious in war (そして戦争の勝利は) Shall be made glorious in peace. (輝かしい平和をもたらす) Glorious in peace. (輝かしい平和を) Glorious in peace. (輝かしい平和を) Glorious in peace. (輝かしい平和を) Glorious... (輝かしい) |
...in peace. (平和を) |