THE WEST WING
1-08: ENEMIES
(敵)
アメリカ脚本家組合賞(Writers Guild of America, USA)ノミネート
TELEPLAYRON OSBORN, JEFF RENO
STORYRICK CLEVELAND
LAWRENCE O'DONNELL
PATRICK CADDELL
DIRECTORALAN TAYLOR

US TRANSMISSION DATE
17 November 1999
UK TRANSMISSION DATE
6 March 2000(Sky),8 March 2001(C4)
JP TRANSMISSION DATE
29 November 2002
-STORY-
バートレット大統領は得意分野の国立公園フリークで夜のお相手のジョシュを悩ませる。翌日、銀行法案はほぼ通過したとの知らせが届くがブロデリックとイートンの二人が付帯条項をつけようとしているために再審議がなされるため法案の通過が危ぶまれる。ジョシュやバートレット、トビーらは彼らが気に入らないので 何が何でも法案を通そうと躍起になる。だが真に裏で動いていたのは法案が通るとトビーに告げた、トビーの友人のクレンだとジョシュは考える。一方CJは、バートレットが閣議でホインズ副大統領をコケにしたのが外に漏れた件についてダニーが嗅ぎ回っているのを止めさせようとする。結局、漏らしたのは議事録を取っていた 女性だと分かり、彼女をクビにすることで事は丸く収まったかのように思えたがホインズはこの件で長年たまっていた怒りをついにバートレットにぶつける。ジョシュは法案を通過させようと考えていくうちに国立公園に関する意外な解決策を思いつく。


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-TEASER-
バートレットが夜の話し相手のジョシュに得意分野の国立公園フリークの豊富な知識をひけらかしている。ジョシュは疲れ気味だがバートレット はそれを楽しんでいるようにすら見える。帰るためには許可がいるそうだが頂ける様子では無さそうだ。ジョシュがバートレットをオタク呼ばわり するとバートレットは少しカチンとくる。バートレットが国立公園の名前を列挙しているとシェナンドアの話が出たところでジョシュが、あなたの 死体を捨てるには丁度いいですね、と言う。またしても地獄耳の大統領。さらなる国立公園フリークでジョシュを悩ませ続ける。

-ACT ONE-
レオと娘のマロリーが昼食を取っている。マロリーにジェニーの事を聞き出そうとするがマロリーは彼等の仲介をするのは嫌らしい。スキナー議員が 通りかかり銀行法案(Banking Bill)の通過の事でレオに挨拶する。レオはマロリーに妻のジェニーと行くはずだった京劇のチケットをプレゼント して代わりにウェストウィングまで送ってもらうことにする。

大統領がCJとミセス・ランディガムに銀行法案通過の朗報を興奮気味に伝える。CJにも国立公園の話をしようとするがミセス・ランディガムに 遮られる。さすがは国立公園マニアだ。
副大統領のホインズが大統領不在の中、閣僚会議を始めようとしている。第一の目標は議会と折り合いをつけ、上下両院と足並みを揃える事だ、と ホインズが話していると大統領が入室したので全員起立し、ホインズも黙る。大統領が議事録を取る女性ミルドレッドに話し掛けそれまでの経過を聞いていると、 突然口を挟む大統領。ホインズの言った閣僚会議の目標に言及し、「第一の目標は国民に最良の奉仕をすることじゃないのかね?」と、大統領。 ホインズはだらだら長引かせたくないので特に何も言わずに引っ込む。

トビーとサムがスピーチ原稿を書く才能の事で話し合ってるとジョシュが銀行法案可決を心配してる、と言ってくる。クレンとランチタイムに会う、 とトビー。ジョシュが出てからまた才能の無さをボヤくトビー。それを心配してるのかしてないのか分からないような顔でトビーを見るサム。
ダニーがまたまたCJの部屋に入ってくる。閣僚会議のゴタゴタをどこからか聞きつけたらしい。情報源を尋ねるCJ

ダニー:事実か?

CJ:書くつもり?

ダニー:ああ。

CJ:それはデマよ。

ダニー:オフレコなら?

CJ:いつもの事。

しつこく食事に誘うダニー。だがCJは行かない。

ホインズが記者にインターネットのうんちくを話している。話が終わるとダニーが駆け寄ってきて閣僚会議の経緯を尋ねてくる。

ホインズ:そういえば君(ダニー)を食い殺す夢を繰り返し見るんだが、どうしてだろうね?

閣議では何もなく、そいつはデマだ、とホインズ。
レオを送ってきたマロリーがサムの部屋によって彼を京劇に誘う。レオとジェニーのチケットだ。デートに誘ってるんだ、とサム。違う、と マロリー。サムとのデート・セックスは無いようだ。

サム:こう見えても熱烈な京劇のファンなんだよ。それにセックス抜きって保障つきなら断る理由は無いよ。

-ACT TWO-
レオに用のあるサムとCJ。二人とも別の用件だ。CJはホインズの閣僚会議での事を相談する。CJが去ってからサムはマロリーとの京劇のデートに 行くことを打ち明ける。チケットを無駄にするのもなんだから行って来い、とレオ。

ホインズが今度は地球科学について目の前に人々に説明している。終わると今度はCJがやってきてダニーが閣僚会議の事を嗅ぎ回っていて、誰が 漏らしたのか、とホインズに尋ねるがどういう意味で尋ねたのかホインズには想像がついている。

ホインズ:閣議では何もなかったし、何があったのか見当もつかない。もっと言うなら、私が漏らしたと疑っているようだがそれは馬鹿げてるし 私への侮辱だ。どんな個人的な恨みがあろうと私が副大統領だということを忘れるんじゃないぞ。

トビーとサムが法案通過に備えて声明を出そうとするところにジョシュが現れ、ブロデリックとイートンが土地開発の付帯条項を追ってきた事を 伝える。これは大統領スタッフにとっては問題だ。付帯条項をつけられたら法案の通過に響く恐れがある。彼等の狙いは報復だ、とジョシュ。

ブリーフィングで、土地開発の付帯条項を問題視していないのか、と尋ねる記者を面食らいながらも跳ね除けるCJ。ブリーフィング後、 付帯条項は初耳とまたまたせり寄ってくるダニー。今度のデートの誘いの答えもNO。
大統領がレオから付帯条項について報告を受ける。大統領が選挙で勝った報復だ、とトビーが言う。サムは呑もうと言うが大統領、ジョシュ、 トビーはブロデリックとイートンに負けたくない。大統領はなんとしてでも打開策を見つけるようスタッフを促す。
時間ができたのでレオに会いにくる大統領。早速レオの離婚話に茶々を入れてくる。本人はアドバイスのつもりだがレオは顔を少し歪ませる。しかし 大統領がずっとついててくれる、と言ってまた安心する。

-ACT THREE-
マンディーがジョシュの法案文句にケチをつける。二人に負けたくないエゴが表面に表れ、綺麗文句を書くまでになっているのだ。チャーリーが運輸副長官のバースデーメッセージ を頼みたい、とレオに言うとサムにやらせろ、とレオ。既にマロリーとのデート出発に意気込みを見せてたサムの気力をくじくには十分すぎる 上司の命令だ。
マンディーが、付帯条項を呑んでも銀行法案を堂々と宣言するのに問題は無い、と言うが報復の怒りに満ち溢れているトビーは 全く聞く耳を持ってない。諦めて部屋を出るマンディーに、閣僚会議を嗅ぎ回るダニーを振り払えないでいるCJが相談する。独占取材をさせたら? 、とマンディー。
どこかニコニコしている大統領がサムのバースデースピーチの第一稿を褒めながらも練り直すよう促す。
今度はダニーにCJが閣僚会議の件で言い寄る。もちろん高官はそんなことしないよ、と言うとCJは思い当たる人間が浮かび上がりクビにしようと する。ダニーに止められるが独占取材を持ちかけるとダニーは手を引く。
大統領の就任演説、一般教書演説のスピーチを書いたサムが高々バースデーカードを書いている事にマロリーは懐疑的だ。第2稿を書く間マロリーは 我慢しながら待つ。

-ACT FOUR-
ジョシュが考えるに今回の一連の事件はあの二人ではなくトビーの友人であり、法案が確実に通ると言った、クレンだ。トビーはいい加減に諦めよう とするがジョシュはまだまだ考え込むつもりだ。
CJが大統領の暇を見てホインズの閣僚会議の話を漏らした人間が、議事録を取っていたミルドレッドだと告げる。これで大統領のモヤモヤは残す所 銀行法案の付帯条項だけだ。
長く待たされてる間にマロリーは父親に謀られた事に気づき、首席補佐官室に怒鳴り込む。レオ曰く「ホワイトハウスのスタッフは常々忙しい。 今夜それが分かっただろ?」だ。大統領が入ってきて茶々を入れた事から彼も共犯だと確信するマロリー。バートレットはマーガレットからレオのスケジュールを 受け取りレオの繁忙さを教える。マロリーもようやくレオにあたったのを謝る。仲直りにコーヒーとケーキを食べに行く。サムも誘うつもりだが 完璧主義者の彼は徹底的に仕上げることにこだわる。

マロリー:あなた、うちのパパにそっくり。

サム:その言葉、君がかけてくれた言葉の中でも最高だよ。

ホインズがバートレットに会いに来る。閣僚会議の件はCJがダニーと取引して解決済みだ。はっきりさせに来たのはわれわれの間の事です、と ホインズ。自分の言葉で伝えたかったのだ。おやすみなさいといって帰ろうとするホインズをバートレットが呼び止める。ホインズは振り向く。

ホインズ:何が原因で私はこのような仕打ちを受けなければいけないのですか?

バートレット:ジョン・・・

ホインズ:南部の票を獲得した以外に私が何をしたんですか?

バートレット:分からないか?

ホインズ:ええ。

バートレット:副大統領になってくれ、と私に頭を下げさせるべきじゃなかったな。

ホインズ:お言葉ですがあなたは予備選挙で私の気力をくじいた。あなたより15歳若いから考慮すべきキャリアがある!

バートレット:なら、そんなとこにつっ立って質問するんじゃない、ジョン。あれで公にメンツを失ったんだ。・・・私に頭を下げさせるべきじゃ 無かったんだよ。

言い返せずにホインズは立ち去る。

マンディーはまだジョシュを説得しているがジョシュは怒りをどう引っ込めたらいいのか分からない。引き分けは勝ちじゃない。パソコンのファイル が過去の遺物だとドナが言うのを聞いてジョシュはピンと来る。解決策が思い浮かんだ。
サムとトビーがバースデーメッセージを練り直している所にジョシュが「遺跡保護法」で解決出来る、と言ってくる。二人を連れて報告しにいきたいが二人とも 原稿の推敲に必死だ。
今度はチャーリーがジョシュの身代わりになっている。ジョシュがチャーリーと代わると遺跡保護法で解決できる事を伝える。 今夜はゆっくり眠れそうだ。大統領の後をジョシュが追う。

ジョシュ:我々は昔よりも「敵(Enemies)」の事を話題にしますよね。

バートレット:何だって?

ジョシュ:我々が昔よりも「敵(Enemies)」の話をするようになったと・・・それだけ言いたかったんです。

バートレット:ああ・・・。

-END-
Starring
Main Cast
Rob Lowe as Sam Seaborn
Moira Kelly as Mandy Hampton
Dule Hill as Charlie Young
Allison Janney as C.J.Cregg
Richard Schiff as Toby Ziegler
John Spencer as Leo McGarry
Bradley Whitford as Josh Lyman
And
Martin Sheen as Jed Bartlet

Sub Cast
Tim Mathison as John Hoynes
Allison Smith as Mallory O'Brian
Charley Lang as Matt Skinner
Robyn Pedretti as Candy
Shirley Y. Scott as Stenographer Mildred
Janel Moloney as Donna Moss
Devika Parikh as Bonnie
Melissa Fitzjerald as Carol
Kim Webster as Ginger
Suzy Nakamura as Cathy
Nicole Robinson as Margalet
Renee Estevez as Nancy
Kathryn Joosten as Mrs.Randigham
Timothy Busfield as Danny Concannon



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